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2010年10月03日

ケッペルのためもっといい原稿書きたい

 3日にケッペルが帰国した。開幕当初に脇腹を痛め、疲れのたまったシーズン終盤も調子は落ちたが、それでも12勝8敗という成績は立派だと思う。

 出国前、最後の取材時、記者の質問が一段落すると、ケッペルは自ら口を開いて言った。「1年間取材していただいてありがとうございました。私は日本語の新聞を読めませんが、成績がいいときも調子が悪かったときも、好意を持って記事を書いていただいたと聞いています。ファンとのコミュニケーションの1つは新聞です。その橋渡しとなっていただき、ありがとう」と。ふがいない登板で負けたときには答えるのが嫌な日もあっただろうが、ケッペルはどんなときでも取材に対応してきた。人間的に尊敬できる部分だし、彼のためにもっといい原稿を書きたいと、改めて思う。

 性格的なものも重視するチーム方針により、日本ハムに入団してくる外国人選手は、人間としてすばらしい人が多い。私が担当となってから接したセギノール、スウィーニー、スレッジらは皆、高慢なところがなく、チームメートやメディア関係者とすばらしい人間関係を築いていた。

 マウンド上では“キレる”姿が目立ったグリンだって、実際は紳士的な人物だった。勝利を喜んだ関係者が、ちょうどトイレから出てきたグリンとばったりと出くわし「おめでとう」と握手を求めたときのこと。グリンはそれには応じず、何も言わずにロッカー室に駆け込んだという。その関係者は「やっぱりマウンドを降りても難しい人なのか…」と思ったそうだが、すぐに戻ってきたグリンは両手を添えて握手をした。「手を洗ったばかりでびしょびしょだったから。そんな手で目上の人と握手をするのは失礼だろう?」。急いで自分のロッカーへと戻り、タオルで手を拭いてきたのだ。

 来季は外国人野手が補強されることになる方向だ。どんな人物が新しい仲間となるのか。新チームを思い描く、1つの楽しみでもある。

(本間翼)


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ハム番日記
高山通史(たかやま・みちふみ)
 新潟県新潟市(旧小須戸町)出身。日刊スポーツ長野、新潟支局を経て02年北海道本社に入社。編集部。一般スポーツ、コンサドーレ札幌などを担当し、03年9月から日本ハム担当。高校3年夏の甲子園に出場して本塁打をマーク。趣味は映画(レンタルDVD)観賞と愛犬の散歩。1975年4月生まれ。
本間翼(ほんま・つばさ)
 北海道札幌市出身。在京スポーツ紙で4年間経験を積み、07年6月に入社。昨年まではプロ野球を担当し、新規参入1年目の楽天、44年ぶり日本一の日本ハムを担当した。休日は最近はじめたゴルフの練習に精を出すが、思うように上達しないのが目下の悩み。1978年4月生まれ。
石井克(いしい・まさる)
 北海道札幌市出身。1983年8月生まれ。09年9月に北海道本社に入社。同年10月から日本ハムを担当している。小学3年から野球を始め、高校時代は投手。アンダースローに転向して甲子園を目指すも、夢はかなわなかった。最も尊敬する人物は野茂英雄氏。

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