日刊スポーツのニュースサイト、ニッカンスポーツ・コムの野球ページです。



ここからこのサイトのナビゲーションです

共通メニュー

企画特集


2010年9月11日

自主性を尊重するチームの育成法

 2年目の大野が出場試合数を伸ばしている。8月20日の西武戦、同28日のオリックス戦では、2試合続けてエース・ダルビッシュとコンビを組んだ。ベンチの期待の大きさがうかがえる。

 経験値が占める割合が大きい捕手というポジションだが、23歳の大野は大胆に自分のリードで投手を勝利へ導いていく。打率は低いが、打席でも思いきりのいい打撃で、試合を決めるホームランを放ったりもする。グラウンドで物おじするようなところは見たことがない。それは性格的なキャラクターも当然あるだろうが、自主性を尊重するチームの育成法にもあるのだろうと推察する。

 大野の打撃には、プロ入り前から抱えていた悪癖があった。高めのボール球に手を出して凡退してしまうのだ。日本ハムに入団後もその失敗は顔を出していた。「直さなければプロでは打てない」。そう思っていた大野だが、福良ヘッド兼打撃コーチをはじめとする首脳陣の考えは違った。「だったらそこをしっかりと打てるようになればいい」。以来、ティー打撃などの練習で、あえて高めのボール球を打つ練習を繰り返すこととなった。

 自分の欠点だと思っていた部分を、矯正させられるのではなく、そこをさらに長所に変えていこうという指導方針。「今まで野球をやってきて、そんな風に言われたのは初めてでした」。頭ごなしに否定されることがなかったから、大野も自信を持って自分のプレーに没頭することができているのだと思う。

 チームには鶴岡という経験豊富な正捕手がいる。一緒に練習することで勉強になることもたくさんあるだろうし、逆に大野の存在に、鶴岡もまた刺激を受ける。チーム内での競争が、全体のレベルを押し上げていく。

(本間翼)


この記事には全0件の日記があります。


ソーシャルブックマークへ投稿

  • Yahoo!ブックマークに登録
  • はてなブックマークに追加
  • Buzzurlにブックマーク
  • livedoorクリップに投稿

ソーシャルブックマークとは

ハム番日記
高山通史(たかやま・みちふみ)
 新潟県新潟市(旧小須戸町)出身。日刊スポーツ長野、新潟支局を経て02年北海道本社に入社。編集部。一般スポーツ、コンサドーレ札幌などを担当し、03年9月から日本ハム担当。高校3年夏の甲子園に出場して本塁打をマーク。趣味は映画(レンタルDVD)観賞と愛犬の散歩。1975年4月生まれ。
本間翼(ほんま・つばさ)
 北海道札幌市出身。在京スポーツ紙で4年間経験を積み、07年6月に入社。昨年まではプロ野球を担当し、新規参入1年目の楽天、44年ぶり日本一の日本ハムを担当した。休日は最近はじめたゴルフの練習に精を出すが、思うように上達しないのが目下の悩み。1978年4月生まれ。
石井克(いしい・まさる)
 北海道札幌市出身。1983年8月生まれ。09年9月に北海道本社に入社。同年10月から日本ハムを担当している。小学3年から野球を始め、高校時代は投手。アンダースローに転向して甲子園を目指すも、夢はかなわなかった。最も尊敬する人物は野茂英雄氏。

最近のエントリー




野球ニュースランキング




日刊スポーツの購読申し込みはこちら

  1. ニッカンスポーツ・コムホーム
  2. 野球
  3. コラム
  4. ハム番日記

データ提供

日本プロ野球(NPB):
日刊編集センター(編集著作)/NPB BIS(公式記録)
国内サッカー:
(株)日刊編集センター
欧州サッカー:
(株)日刊編集センター/InfostradaSports
MLB:
(株)日刊編集センター/(株)共同通信/STATS LLC

ここからフッターナビゲーションです