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2011年2月14日

サイド転向の5年目・宮本が気になる

 日本ハムの春季キャンプは、斎藤佑樹一色と評してもいいほど、フィーバーしている。そんな1軍キャンプ地から車で約40分ほど離れた2軍の拠点、国頭村に、気になる存在がいる。

 今季で5年目を迎える左腕、宮本賢だ。斎藤と同じ早大で主将を務め、06年の大学・社会人ドラフトで、現在の1位に該当する希望枠入団。ちょうど佑ちゃんが、夏の甲子園で優勝の快挙を遂げた年に、プロの門をたたいた。同じような経路をたどり今季、同じユニホームを着ている。

 昨秋、希少価値の高い左のサイドスローへ転向した。本格派で鳴らした過去の自分を捨て去った。「ずっと同じことをやっていても、と思った」。宮本もキャンプ中の実戦でチャンスをもらい、1軍に招集された実戦で結果を残し続けている。早大の後輩が巻き起こしている、前代未聞のウエーブ。軽々と早大のくくりで、軽く話題を振ったら、ちょっとムッとされた。すぐに、キリッとした表情で所信表明された。「僕はそんなことは言ってられないですから」。決して強がりではない、よどみない口調。そこに決意の強さを感じた。

 お笑いをこよなく愛し毎年、キャンプには大量のDVDを持参する。チーム内でも、ぶっ飛んだキャラクターで人気。「ミヤケン」の愛称で呼ばれ、誰からも愛されている存在だ。野球に対する取り組みも真摯(しんし)。オフには早大の先輩にあたる巨人越智と自主トレを行い、技術、経験値などさまざまな部分を吸収し、今季にかけている。「やっと、しっくりきている。感覚もいい」と、新スタイルに手応えを深め、勝負の1年へと挑んでいる。

 今、後輩の斎藤ばかりがクローズアップされる。その陰で明るさを失わず、ひたむきに向き合っている姿勢に、変化の予兆を感じる。ある選手は、食事会などで盛り上げる宮本の姿を「神が降臨している」と、笑いながら説明してくれたことがある。昨オフにはアフロヘアのような髪形に一時モデルチェンジしたように、独特の感性を持つ魅力あふれる人物だ。昨季はわずか1試合で、プロ通算22試合登板。佑ちゃんの早大の「ドラ1」の先輩である、宮本の意地をちょっと追いかけていきたい。

(高山通史)


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ハム番日記
高山通史(たかやま・みちふみ)
 新潟県新潟市(旧小須戸町)出身。日刊スポーツ長野、新潟支局を経て02年北海道本社に入社。編集部。一般スポーツ、コンサドーレ札幌などを担当し、03年9月から日本ハム担当。高校3年夏の甲子園に出場して本塁打をマーク。趣味は映画(レンタルDVD)観賞と愛犬の散歩。1975年4月生まれ。
本間翼(ほんま・つばさ)
 北海道札幌市出身。在京スポーツ紙で4年間経験を積み、07年6月に入社。昨年まではプロ野球を担当し、新規参入1年目の楽天、44年ぶり日本一の日本ハムを担当した。休日は最近はじめたゴルフの練習に精を出すが、思うように上達しないのが目下の悩み。1978年4月生まれ。
石井克(いしい・まさる)
 北海道札幌市出身。1983年8月生まれ。09年9月に北海道本社に入社。同年10月から日本ハムを担当している。小学3年から野球を始め、高校時代は投手。アンダースローに転向して甲子園を目指すも、夢はかなわなかった。最も尊敬する人物は野茂英雄氏。

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