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2010年8月01日

帯広限定での「道東シリーズ」

 少しの寂しさと違和感があった。7月30日から1年に1度の「道東シリーズ」の取材で、帯広に2泊した。昨季までは釧路-帯広とのセットで組まれていた1カード2試合が、今季から変更された。釧路が初戦で、帯広が2試合目という行程で開催されていた。理由はいくつかあるが、選手の長距離移動による負担軽減などによる見直しということが一番であった、と球団関係者は説明した。

 ただそれは「表向き」の理由であって、実際にはもう少し根深い原因がある気がする。釧路での試合を終えてバスで約2時間、帯広へと移動する。そのような移動は「道東シリーズ」に限らず、シーズン中の地方試合などで数度はある。それだけに、今季のような帯広での2試合開催へと、踏み切った大きな理由ではないだろう。釧路の使用施設である釧路市民球場の老朽化が、その伏線になったと思う。

 釧路の方々には申し訳ないが、選手からは不評の声が大半だった。「グラウンドが傾いている」、「マウンドの傾斜がない」など取材をしていて直接、不満を聞いたことがある。プロ野球を、選手の安全を守った上で、開催できる環境が整っていなかった。ファンのためにベストパフォーマンスを発揮できるようなグラウンド状況でもなかった、ということになる。

 日本ハム球団側からは釧路市へ再三、改修のお願いをしたが、改善されなかったという。やむなく、今季のような帯広限定での「道東シリーズ」にせざるを得ない、大きな事情であったと推察している。全国的に地方財政は厳しいのは、理解している。だが札幌ドームで頻繁に観戦できない釧路のファンの人たちにとっては、1年に1度のチャンスがなくなってしまったことになる。

 釧路市は人口約19万人。札幌、旭川、函館とともに北海道4大都市と言われる1つである。個人的な見解では、また再開催される方がベストだと思う。日本ハムは本拠地を札幌ではなく、北海道と設定しているのだから。釧路に、いつかまた日本ハムの選手たちの球音、ファンの歓声が戻ることを願う。

(高山通史)


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ハム番日記
高山通史(たかやま・みちふみ)
 新潟県新潟市(旧小須戸町)出身。日刊スポーツ長野、新潟支局を経て02年北海道本社に入社。編集部。一般スポーツ、コンサドーレ札幌などを担当し、03年9月から日本ハム担当。高校3年夏の甲子園に出場して本塁打をマーク。趣味は映画(レンタルDVD)観賞と愛犬の散歩。1975年4月生まれ。
本間翼(ほんま・つばさ)
 北海道札幌市出身。在京スポーツ紙で4年間経験を積み、07年6月に入社。昨年まではプロ野球を担当し、新規参入1年目の楽天、44年ぶり日本一の日本ハムを担当した。休日は最近はじめたゴルフの練習に精を出すが、思うように上達しないのが目下の悩み。1978年4月生まれ。
石井克(いしい・まさる)
 北海道札幌市出身。1983年8月生まれ。09年9月に北海道本社に入社。同年10月から日本ハムを担当している。小学3年から野球を始め、高校時代は投手。アンダースローに転向して甲子園を目指すも、夢はかなわなかった。最も尊敬する人物は野茂英雄氏。

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