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2008年10月19日

CSは熱いが、目に余る周囲の人達も…

 クライマックスシリーズ第2ステージの熱戦が、西武ドームで行われている。そのさなかに、このブログを書いている。3年連続でポストシーズンの取材を経験している。私も含めてだが大多数の記者が、スーツ姿。大きな節目、また敬意を表してという意味もあり「正装」でグラウンドでの取材を行っている。日本ハムの敵地試合ではほとんど見かけない、在京キー局のアナウンサーら、顔ぶれも違う。いつもとは違う、多少の緊迫感が現場にはある。

 ただスーツ姿が増えるのは、記者だけではない。なぜか、球団関係、またはそう名乗る来客も多いのだ。発給された「パス」を下げて、わが物顔で狭い通路、ベンチなどを行き来する。試合前の選手にも、気さくというか、ずうずうしく話しかけて握手したり、激励したりと、やりたい放題である。大一番に集中しようとしている選手のやる気に、水を差しているは間違いないだろう。ただ選手は、このようなことに慣れているので、かわし方もうまいようだが…。

 一例を挙げる。「公人」で問題はないと思うので、名前をあえて出させてもらうが、札幌ドーム瀬戸武社長も、その1人だ。西武ドームに日参している。19日の試合前にも見かけた。もしかして「公務」なのだろうか。それとも、交通費、宿泊費など自腹で駆け付けているのだろうか。今回に限らず、よく遠征先で見かける。第1ステージの京セラドーム大阪にも姿があった。日本ハムファンであるというから、自費であれば、すばらしい行為だ。

 だがパスを発給されているから、きっとプライベートとは、ご本人も言えないだろう。真偽を確認もしたくない。札幌市や道内外の民間企業が出資している、第3セクターの札幌ドーム。公の施設を管理、運営する会社のトップであるから、他球場の「視察」も必要なのだろう。だが、2年連続で日本シリーズを経験した蓄積があるはずなのに、こうまで日参する目的が分からない。私も札幌市民の1人であるため、もし自費でないと聞いたら首をかしげてしまう。

 私自身に「利害関係」はないので、ほかの来客の顔ぶれは匿名にさせてもらうが、目にあまるような行為を目撃しても球団スタッフはほとんどの場合、注意できない。球団と何らかの形で付き合いのある団体の関係者が多いからだ。だから、なおさら見苦しい。毎年、おなじみになってしまったシーンを、今年も目の当たりにしている。

 西武ドームの左翼席。ぎっしりの日本ハムファンで埋まっている。西武に負けないくらい大音響の声援だ。北海道から、費用を工面して駆けつけた方々も多いだろう。その熱気に驚いている。ただグラウンドからは見えない対照的な“ファン”に、しらけている自分がいる。

(高山通史)


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ハム番日記
高山通史(たかやま・みちふみ)
 新潟県新潟市(旧小須戸町)出身。日刊スポーツ長野、新潟支局を経て02年北海道本社に入社。編集部。一般スポーツ、コンサドーレ札幌などを担当し、03年9月から日本ハム担当。高校3年夏の甲子園に出場して本塁打をマーク。趣味は映画(レンタルDVD)観賞と愛犬の散歩。1975年4月生まれ。
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