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2007年1月05日

森野“ドタバタ劇”にもサービス精神で

 あらららら。新年早々、いやーな予感が当たってしまった。1月2日、愛知県知多郡のショッピングセンターで、森野のトークショーが行われた。ファン800人が集まったイベントの最後はジャンケン大会。森野とあいこを出した人にサイン色紙がプレゼントされた。子どもたちは大はしゃぎだったが、運営側の人数が10人前後で足りない。

 この種のイベントでジャンケン大会をすると、誰が何を出したのか、1人1人の確認をすることは難しい。案の定、あいこでなかった人たちも次々と森野の近くに集まって、行列を作り始めた。こうなればもうプレゼントを渡さなければ、事態の収拾がつかない。

 その光景を見てある場面を思い出した。格闘技担当時代に取材した大晦日の格闘技イベント。試合の合間にアントニオ猪木がリングイン。恒例の闘魂ビンタをファンにお見舞いする余興。最初は司会者が挙手したファンを選んだが、そのうちサービス精神旺盛な猪木が自分で指名し始めた。

 「じゃあお前。次は君」というような矢継ぎ早のアバウトな指名。1度に複数のファンが自分だと思い込んでリングへ。年末のイベント観戦でアルコールの入ったファンもいる。そのうち混乱に乗じて指名されてない人たちも群がった。

 100人以上がリングに上がるパニック状態。試合を終えたばかりの藤田和之が「会長、会長」と叫びながら、猪木の盾になる。アクシデントを引き起こした張本人はコーナーポストに追い込まれながら、入魂のビンタを連打。無理やり抱きついてくるファンには投げ→ストンピングもお見舞いする大ハッスルぶり。約20分で事態は収拾したが、一歩間違えれば元日付けの新聞が「猪木で大暴動!」になるところだった。

 猪木ほどではなかったが、森野もちょっとしたどたばた劇に巻き込まれた。それでも控室で追加のサイン色紙20枚を書いて事態を収めた。「しょうがないですよね。もらえなかったファンに申し訳ないし」とペンを走らせた森野。嫌な顔ひとつしないその姿に感心させられた。

(益田一弘)


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