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2009年6月02日

中継ぎの難しさ体験しました

 先日、ナゴヤドームで草野球をする機会に恵まれた。普段、取材でベンチ前には足を踏み入れているが、フェアゾーンとなると初体験。ドラゴンズの投手たちがあがっているマウンドで実際に投げ感じたのが、中継ぎ投手の難しさだ。

 接戦の8回、3番手として登板したが、マウンドに立つと、ネット裏に広がる観客席が予想以上に広く、逆にストライクゾーンは記者席で見ていたよりも狭く感じた。そして硬いマウンドに慣れぬまま四球を連発。独り相撲で試合を台無しにしてしまった。

 球場によっては、ブルペンとマウンドの傾斜が違うところもあるという。勝ち試合であれば、先発投手が作ってきた流れも壊せない。プロと同じにしては失礼だが、毎試合ベンチの期待に応えなければいけない中継ぎ陣の苦労を、少しだけ垣間見させてもらった気がした。

 そういえば、小林正人投手(28)がこんな話をしていた。「僕ら中継ぎは短時間のうちに少ない球数で肩を作らないといけないし、どんな環境にも臨機応変に対応できるようにしておかなければいけない。準備準備の連続ですよ」。1週間の調整期間が与えられる先発と違い、リリーフ陣は展開によっては連投が続くことも当たり前。精神的にも肉体的にもタフでなければ、つとまらない仕事だ。

 試合後、先発をしてくれた中日OB落合英二さんの一言がグサッと胸に突き刺さった。「みんな四球を出しちゃダメっていうけど、ストライク取るのはそんな簡単じゃないんだよ」。中継ぎで百戦錬磨だった落合さんの重みのある言葉。144試合、ブルペンでスタンバイし続けるリリーフ陣に、頭が下がる思いでいっぱいになった。

(福岡吉央)


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 94年入社。ロサンゼルス支局で大リーグ担当、大阪でプロ、アマ野球担当などを経て06年11月から名古屋勤務。09年2月から中日担当キャップ。70年12月、北海道生まれ。
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