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2009年1月12日

教わることに飢えていた育成枠小林

 新人選手9人が昇竜館に入寮した。心躍らせてプロの世界に飛び込んできたルーキーたちだが、中でも監督やコーチからの指導を楽しみにしているのが、育成枠の小林高也外野手(24=東京弥生クラブ)だ。

 実は小林、みっちり野球の指導を受けるのは高校時代以来なのだという。大学では選手の自主性に任された練習が取り入れられており、監督がグラウンドに顔を出すのは週末だけ。社会人ではすぐにチームを離れ、クラブチームでも専属コーチすらいない環境だった。「いろいろ聞きたいこともたくさんあります」と、2月のキャンプインを心待ちにしている。

 大学時代には、午前中で授業を終わらせ、下宿先の近くの所沢第2球場に足しげく通っていたという。お目当ては、ネット裏で無料で見られる西武のファームの試合。「教えてくれる人がいなかったので、ファームの選手のスイングを見て、何でもいいからプロの技術を盗めないか、ひたすら研究していた」という苦労人だ。

 研究対象だったのは西武だけではない。当時ヤクルトのファームには、現在メジャーで活躍する岩村もおり、イースタンの日程をくまなくチェック。ヤクルト戦のたびに所沢に通い「岩村さんのスイングを参考にしていました」と振り返る。

 指導者に飢えていたアマチュア時代を6年間過ごしてきただけに、プロの世界で一流の指導者から直接指導を受けられることは、小林にとって大きな転機になるはずだ。育成枠から支配下選手への道のりもそう遠くはないかもしれない。

(福岡吉央)


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