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2008年12月18日

ドミニカ共和国帰りの新井に期待

 ドミニカ共和国でのウインターリーグで修行を積んできた若手選手たちが続々と帰国した。どの選手も異国の地での貴重な経験をうれしそうに語ってくれたが、中でも精神面での成長を感じさせたのが新井だった。

 「(日本で)こんなにいいグラウンドでノックを受けたり、あんなにコントロールのいいマシンで質のいいボールを打たせてもらっていることを身をもって実感した」。

 所属したエスコヒードのグラウンドはデコボコで、コントロールの悪い老朽化したマシンが1台あっただけ。スイッチを押してもボール球ばかりで練習にならない。そのため、通訳にティー打撃を手伝ってもらったり、長時間素振りを行ったりして、環境面でのハンディを補っていたという。

 「ノックも自分から頼まないといけないし、アップの時間が短いから、自分で全部考えてやらないといけない」。結局、ドミニカ共和国では外国人枠を勝ち取ることができず、公式戦に出場することはできなかった。それでも「向こうの選手のハングリーさ、タフさを身をもって体感した」。休日も近くのアカデミーに練習に出向き、休むことなくバットを振り続けた。約1カ月半の滞在期間中に休んだのはわずか1日だけ。練習熱心な新井らしい。

 新井は「逃げ道をつくりたくなかったから」と、レトルトの日本食や携帯電話を持ち込まず、野球道具以外は何も持たずに裸一貫でドミニカ共和国入りしたという。「最初は大変だった」が、いつしか生活にも慣れ「来年も行きたい。来年こそはレギュラーとして試合に出たい」と目を輝かせる。中日では中田、吉見らドミニカ・ウインターリーグを経験した後、一気に飛躍した選手は多い。果たして新井は? ドミニカ効果での大化けに期待したい。

(福岡吉央)


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