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◆ふくださん 福田豊(ふくだ・ゆたか)。85年日刊スポーツ新聞社入社。野球記者を11年。巨人、西武、日本ハム、アマ野球、連盟などを担当。野球デスクを7年勤めた後、2年間の北海道日刊スポーツ出向などを経て、現在は毎朝6時半出社で「ニッカンスポーツ・コム」の編集を担当。取材で世話になった伝説のスカウト、木庭教(きにわ・さとし)さん(故人)を野球の師と仰ぐ。好きなスタジアムは甲子園と、雄大な富士山を正面に拝める山梨・北麓球場。@fukudasunのアカウントでツイート中。

慶大・伊藤隼太外野手/ドラフトリポート

11年10月04日 [18時05分]

 大学NO・1スラッガーは慶大・伊藤隼太外野手(4年=中京大中京)だ。

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 伊藤の体を見て真っ先に気付くのはどっしりとした下半身だ。尻が大きいのはもちろんだが、競輪選手のような太もも、そしてふくらはぎ...。今年1月末、所沢の西武第2球場に西武の自主トレを見に行った。お目当てはドラフト1位の大石投手だったのだが、たまたま練習に来ていたおかわり君こと中村剛選手の下半身の太さにくぎ付けになった。おかわり君とまではいかないまでも、伊藤のこの立派な下半身が、強烈なパワーを生み出す源であるのは間違いない。

 伊藤の凄さを目の当たりにしたのは昨年夏に行われた世界大学選手権だった。当初、日本の主砲は中大・井上だったが、その座を実力で奪い取った。バックスクリーンへの豪快な一発などを含め3本塁打。これで「大学JAPANの4番」を確定させ、今日に至っている。

 伊藤の打球は弾丸ライナー。打球のスピードが速く、バットから弾かれた打球はエンジンが付いているかのようにグングン加速する。東京6大学リーグでこんな品のある打球を見たのは鳥谷(早大-阪神)以来か。他の選手の打球とは明らかに違う。

 今秋はここまで3カード終了し、24打数8安打で打率・333。本塁打はゼロ。8試合で9四死球と徹底マークされている。春のシーズンは絶好調で42打数17安打、打率・405(2位)、4本塁打、17打点の活躍で優勝に貢献した。出塁率は・527、長打率は・857。MLBで打者の指標とされるOPS(出塁率+長打率)は1・384。プロ野球では1・0を超えればスーパースター級と言われる数値だが伊藤は4年間のトータルでも0・980。レギュラー出場し始めた2年以降では1・015と1・0をクリアしている。

 現時点では阪神が1位指名を決めている。入団した場合、敵は甲子園の浜風だが、伊藤の打球は先に書いたようにライナーが多い。左打者に不利と言われる本拠地も克服できるはずだ。頭脳明晰(めいせき)で練習熱心な努力家と聞く。チームを引っ張るチームリーダーとしても期待されそうだ。

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 ◆伊藤隼太(いとう・はやた)1989年(平元)5月8日、愛知・瀬戸市生まれ。小1で硬式野球を始める。中京大中京では高校通算29本塁打。甲子園出場はなし。慶大では2年春からレギュラーで、同秋から4番。昨夏の世界大学選手権は、日本代表の4番で3本塁打。広州アジア大会も大学生で唯一日本代表入り。4年春終了時点でリーグ戦通算10本塁打。178センチ、84キロ。右投げ左打ち。

(ドラフト)

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コメント(1)

阪神ファンの期待に応えて、ぜひともドラフト突破して下さい。
長打はもちろんですが、シュアなバッティング、試合を創る明晰な頭脳に期待しています。
見守っています。

コメントする(気になる学校、注目する選手がいたら、ふくださんにコメントしてね。)

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