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◆ふくださん 福田豊(ふくだ・ゆたか)。85年日刊スポーツ新聞社入社。野球記者を11年。巨人、西武、日本ハム、アマ野球、連盟などを担当。野球デスクを7年勤めた後、2年間の北海道日刊スポーツ出向などを経て、現在は毎朝6時半出社で「ニッカンスポーツ・コム」の編集を担当。取材で世話になった伝説のスカウト、木庭教(きにわ・さとし)さん(故人)を野球の師と仰ぐ。好きなスタジアムは甲子園と、雄大な富士山を正面に拝める山梨・北麓球場。@fukudasunのアカウントでツイート中。

東海大甲府・高橋周平内野手/ドラフトリポート

11年10月03日 [11時19分]

 今年の高校生NO・1スラッガーは東海大甲府・高橋周平内野手(3年)だ。

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 夏の大会前、噂の強打者を見たくて山梨県甲府市にある学校まで練習を見に行った。投手は試合を見た方がいいと思うのだが、野手は練習を見た方がいろいろな面を見られるからだ。

 他の選手より一回りも二回りも大きい体。フリー打撃が始まると、すさまじい金属音がさく裂し、ライナー性の打球が次々と外野ネットを揺らした。まるでプロ選手のフリー打撃を見ているかのようだった。

 甲子園での再会を楽しみに、甲府を離れたが、残念ながら県大会で敗戦。がっくりしていたら、甲子園大会の後に行われたアジアAAA選手権の日本代表に選ばれた。甲子園に1度も出ていない選手が選ばれるのは異例中の異例である。

 決勝の韓国戦。高橋は試合を決める豪快な一発を横浜スタジアムの右中間スタンドへぶち込んだ。高校通算71号は打った瞬間、それと分かる当たりは弾丸ライナー。この本塁打でドラフト1位は決まったと確信した。

 東海大甲府を訪れた際、村中秀人監督からいろいろな話しを聞いた。印象に残ったのは体が強いこと、引っ張るだけではなく左方向にも本塁打を打てるようになったこと、この2点だった。プロで活躍するのに大事なことはまず第一に体の強さ。故障らしい故障はほとんどないとのことで、インフルエンザにかかった時も一日で治してグラウンドに現れ、皆を驚かせたという。逆方向への長打については、春の県大会決勝で左中間へ本塁打を放ったことで、大きな手応えを得たようだ。

 課題と言われる遊撃の守備だが、けっして下手ではない。肩も強くグラブさばきもいい。足の動きがバタバタするのが気になるが、三塁や外野なら問題ないと思われる。

 夏の大会前の時点で5球団が「1位指名したい」と村中監督伝えていたという。現時点ではヤクルトが1位指名する方針であることが分かっている。その後状況に変化はあるものの、1位で競合する可能性もあるだろう。

 今、日本球界は統一球の導入もあって投高打低現象が顕著である。本塁打を打てる強打者の育成が大きな課題と言える。それだけに高橋にかかる期待は大きい。3割30本をコンスタントに打てる、そんなバッターに育ってもらいたい。

 ◆高橋周平(たかはし・しゅうへい)1994年(平6)1月18日、神奈川・藤沢市生まれ。小1で投手として野球を始める。中2夏に、湘南クラブボーイズの4番三塁で全国制覇。東海大甲府では1年春に5番、夏から4番に座り、今春から3番。今夏は山梨大会準々決勝で散った。8月末には、甲子園経験がない選手では異例のアジアAAA選手権日本代表に選出され、決勝で先制2ランを放ち、MVPに輝いた。高校通算71本塁打。家族は両親と兄、姉。180センチ、83キロ。右投げ左打ち。好物はラーメン。

(ドラフト)

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コメント(2)

足の運びからすると遊撃手より二塁手向きなのかもしれません。投手の足元からセンターに抜けようかという当たりを然り気なく普通の内野ゴロにしてしまうのが高橋内野手の魅力ですね。神奈川県内では中学時代から身体能力の高い内野手として高橋選手は知られていました。

高橋周平君!君がどのチームに行こうとも、我々山梨県人は誇りに思うぞ!『我が郷土の星となれ!!』

阪神タイガースのピッチャーをしていた中込選手がいたころと同じように我々を再び燃えさせてほしい!!

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