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◆ふくださん 福田豊(ふくだ・ゆたか)。85年日刊スポーツ新聞社入社。野球記者を11年。巨人、西武、日本ハム、アマ野球、連盟などを担当。野球デスクを7年勤めた後、2年間の北海道日刊スポーツ出向などを経て、現在は毎朝6時半出社で「ニッカンスポーツ・コム」の編集を担当。取材で世話になった伝説のスカウト、木庭教(きにわ・さとし)さん(故人)を野球の師と仰ぐ。好きなスタジアムは甲子園と、雄大な富士山を正面に拝める山梨・北麓球場。@fukudasunのアカウントでツイート中。

興南の夏が終わった

11年07月17日 [11時43分]

 昨年春夏連覇を果たした興南が沖縄大会準決勝で涙を飲んだ。

 準決勝は好投手・多和田を擁する中部商が相手。その多和田から1回に4点を先制した。しかし、逆転を許し、一度は同点に追い付いたものの、7-6で競り負けた。(沖縄準決勝:中部商7-6興南=イニングスコア)

 興南 全国連覇の夢散る/沖縄大会(日刊スポーツ)
 春夏全国Vの興南、準決勝で散る 沖縄大会(朝日新聞)
 夏連覇 夢絶たれる 興南「きょうが出発点」(沖縄タイムス)

F-BB-KONAN-2011-0001.jpg                <準決勝で敗れ整列する興南ナイン、右端は我喜屋監督>

 昨年春夏連覇を達成してから1年。新チームは昨秋の県大会で優勝。センバツ出場こそ逃したが九州大会はベスト8入りした。春季大会は3回戦で前原にまさかの8回コールド負け。夏の大会が近づくにつれ重圧ものしかかってきたことだろう。

 興南が優勝旗返還「夏こそ取り返す」(朝日新聞)

 この記事中の我喜屋のコメントが興味深い。

 「長男が良かったから、次男も良いとは言えないけど、発展途上のチーム」

 昨年の甲子園メンバーのうち15人が卒業。残ったのはわずか3人だった。「昨年のメンバーは2年生のころから甲子園を経験して作り上げてきたが、今年の選手は大舞台を経験できなかった。だけど、あそこまで一生懸命やって、何も言うことはないですよ」と我喜屋監督はねぎらった。

 興南の春夏連覇は史上6校目だった。ほかの5校の翌年はどうだったか。(年は連覇年)

 1962年 作新学院→春×不出場→夏×不出場
 1966年 中京商→春×不出場→夏○準決勝敗退
 1979年 箕島→春×不出場→夏○準々決勝敗退
 1987年 PL学園→春×不出場→夏×不出場
 1998年 横浜→春○初戦敗退→夏×不出場

 メンバーが大幅に代わることもあり、作新学院とPL学園は今回の興南と同じように春も夏も甲子園の土は踏めなかった。ライバル校のマークも厳しくなり、何より「勝たなくては」というプレッシャーも大きい。

 それでも興南の偉業が色あせることはない。我喜屋監督が再び強いチームを作って、甲子園に戻ってくるはずだ。その日を待ちたい。
 

 
 

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