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2011年2月24日

貴重なキャラの2年目ジオも必死:高垣誠

 首の痛みがようやく治まったと思ったら、キャンプイン前から左ひざが痛みだした。走るとつらい。原因は不明だが、妻は「痛風じゃないの?」と心にぐさりと突き刺さるような指摘をする。確かにお酒は飲んでますけど、痛風ではないと思いますよ、たぶん。

 これが選手なら別メニュー調整か、広島へ強制送還である。だがもちろん、そんなことにはならない。トレーナーさんから「歩き方がヘンですよ」と言われるものの、今のところ仕事に支障はない。広島キャンプ取材も2年目、ちょっと変化がついたと思えばいいか?

 2年目といえば、助っ人投手のジオも今季が日本で2年目のシーズンだ。昨季は8勝を挙げて広島との再契約にこぎつけた。陽気なプエルトリカンは、我々報道陣にも気さくに話しかけてくる。「(練習が)フィニッシュ?(終わった?)」と声をかけると、ちょっと渋面をつくり、うつむいて「ノー、トレーニング」と言ったあと、ニヤリと笑う。帰るときには「ゲンキデスカ?」と笑いかけたりもする。今季の広島の助っ人は、バリントンをはじめ真面目な選手が多い。そんな中では貴重なキャラクターだ。

 かといって、キャラだけで1年間持つものではない。ジオもしっかり「2年目」に向けて準備はしてきたようだ。新球のフォークを持ち込んだのだ。新球に挑戦していることを知り、ジオにたずねると「スパイダーボールだ。僕にもどこに行くか分からないんだ」とニヤリ。それが実はフォークだった。野茂臨時コーチに握りを教えてもらったりしながら、打者相手のフリー打撃で投げるなど実戦投入が可能か試しているところだ。「投げるたびに良くなる。メドが立てばいいね」とこのときは真剣な表情で答えた。

 プロは甘くない。昨季の球種や投球スタイルは研究される。だから球種を増やして投球の幅を広げようというわけだ。昨季3冠の前田健もフォークを試しているし、3割を打った広瀬や梵は「昨季よりレベルを上げないと」と話し、打撃技術の向上に余念がない。

 ましてや、ジオはバリントン、ソリアーノとともに助っ人先発枠を争う身だ。もし、トレーシーがクリーンアップに定着し、シュルツとサファテが救援投手としての立場を確立したら、助っ人の1軍枠は残り1つしかない。その枠を3人で争うことになるのだ。安定した投球でアピールしなければ、そもそも1軍で使ってもらえないのだから必死である。開幕時、ジオのあのちょっと濃い笑顔が見られるかどうか。今後を見守りたい。(高垣誠)


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カープ担当記者日記
酒井俊作(さかい・しゅんさく)
 03年入社後は6シーズンの阪神担当を経て、08年11月から広島担当。1人旅と焼酎を愛してやまない。カープが優勝した1979年に鹿児島県で生まれ、京都府育ち。
高垣誠(たかがき・まこと)
 1963年、兵庫県生まれ。89年の入社から様々な部署を異動。もらった辞令の数は社内一と自負するおめでたい人。プロ野球ではかつて中日、オリックスを担当。15年ぶりのプロ野球担当、広島単身赴任も慣れてきた46歳。

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