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2010年12月27日

梵を変えた「144全試合出場」:高垣誠

 プロ野球選手になって、まず目標とするのは1軍昇格。その次は試合出場の機会を増やすことだ。最終的に目指すものは、野手なら毎試合出るレギュラー、投手なら先発ローテーションや中継ぎ、抑えとして定着することになる。

 今季、野手でただ1人、144全試合に出場したのが梵だ。しかも3割を打ち、盗塁王を獲得する活躍ぶりだった。プロ5年目で初体験の全試合出場の感想を聞くと「やっているときはあまり感じなかったけれど(シーズンが)終わった瞬間、ものすごい脱力感というか、何もしたくない感じで…これがレギュラーの重みなのかと思った」と振り返った。

 全試合に出ることは、それほどキツイのだ。遊撃手というポジションは体力的にもハード。昨季、2軍落ちまで経験した悔しさをバネに必死でプレーしたが、故障や不振などでいつライバルに定位置を奪われるか分からない。ずっと緊張を強いられながら成績も残さねばならないのは、我々が思うよりもずっと厳しいはずだ。

 だから、梵は今オフ、来季へ向けてレギュラーの体力をつけようとしている。マツダスタジアムに日参してトレーニングし、年末年始は東京の施設で鍛えている。「144試合戦える体力が必要。それも相当なものが」。

 大変だが、レギュラーになって意識も変わったようだ。「責任がある立場だし、もう1ランク上げたい」という。地位が人を育てることはさまざまな職場であると思うが、プロ野球でもそうだ。1軍昇格を目指す若手がチーム全体のことに気を配ることなんてできない。レギュラーとしてチーム内での地位が安定して初めて意識できる。梵は今季、レギュラーの重みを痛感したからこそ、その責任も負うべき重圧も受け止め、来季もレギュラーとして働く準備を着々と進めている。

 2011年は、梵にとって重要な1年になる。その地位を不動のものにできるか、注目したい。


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カープ担当記者日記
酒井俊作(さかい・しゅんさく)
 03年入社後は6シーズンの阪神担当を経て、08年11月から広島担当。1人旅と焼酎を愛してやまない。カープが優勝した1979年に鹿児島県で生まれ、京都府育ち。
高垣誠(たかがき・まこと)
 1963年、兵庫県生まれ。89年の入社から様々な部署を異動。もらった辞令の数は社内一と自負するおめでたい人。プロ野球ではかつて中日、オリックスを担当。15年ぶりのプロ野球担当、広島単身赴任も慣れてきた46歳。

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