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2010年12月01日

前田智を雄弁にさせた22年目への決意:高垣誠

 47年も生きていると、いろいろ失敗はしてきた。なかでも、言わなくてもいいことを言って後悔したことは数知れない。家に帰ってから「あの人、怒っていないかな」「言うんじゃなかった」と反省すること無数である。

 私とは逆に寡黙なイメージがあるのが前田智だ。キャンプやシーズン中も、黙々と練習し、自分にも厳しい。打撃練習中でもイメージ通りに打てなかったときには、大声で自分を咤(しった)することもあり、近寄りがたい雰囲気をまとっている。話を聞きに行ってもなかなかコメントを発しないので、我々にとっては手ごわい相手だ。今季はチャンスで代打で登場し、勝負強い打撃でファンを魅了してきた。

 だが、関係者と笑顔で談笑することもあるし、結構雄弁な一面もあるのだ。
 先日の契約更改の後、前田智は報道陣との会見で約30分も話した。

 「代打は難しいとか言ってられない。そこで貢献しないと残された道がない」
 「交流戦で指名打者で使ってもらったが、走塁面で不安があった。足を痛めた時期もあったし、来季はそういうのをなくしたい」

 「(来季40歳は)これだけケガをしてきて40歳までなかなかできない。やらせてもらっているのも運があるし、それをムダにせずあきらめることなくごまかしてでもヒットを打てるように、これから作戦を練ろうと思います」

 珍しく多弁だった会見の最後を「どれだけいい準備を多くできるかということが今年の代打経験の中で勉強したことなので、来年はそれを生かして結果を出せるかが勝負。22年目も挑戦していきたい」と締めくくった。

 91年のリーグ優勝を知るたった1人の現役選手。来季、20年ぶりの優勝を狙う気持ちが、ベテランを雄弁にさせたのか…。

 来季も石井とともに、ベテランの存在感を発揮してもらいたい。そして、できればシーズン中も多弁であってもらえると、取材する側としてはうれしいのだが…。


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カープ担当記者日記
酒井俊作(さかい・しゅんさく)
 03年入社後は6シーズンの阪神担当を経て、08年11月から広島担当。1人旅と焼酎を愛してやまない。カープが優勝した1979年に鹿児島県で生まれ、京都府育ち。
高垣誠(たかがき・まこと)
 1963年、兵庫県生まれ。89年の入社から様々な部署を異動。もらった辞令の数は社内一と自負するおめでたい人。プロ野球ではかつて中日、オリックスを担当。15年ぶりのプロ野球担当、広島単身赴任も慣れてきた46歳。

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