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2010年11月09日

野村監督2年目へかけるメッセージ:高垣誠

 ドラフト会議は今年もドラマチックだった。早大・大石に6球団、同・斎藤に4球団。抽選で大石の交渉権を獲得した西武渡辺監督のガッツポーズに会場のモニターを見ていた我々取材陣も思わず「おーっ」と声を上げた。

 広島は大石に挑み、敗れたが、外れ1位で同じ早大の福井を単独で指名できた。これには野村監督も「福井くんは重複するかもしれないと思っていた。単独で指名できてよかった」と胸をなで下ろしていた。

 前日のスカウト会議では結論が出ず、野村監督に1位指名をだれにするか一任された。昨年は今村1位を会議前日までに決めており、当日まで決まらないのは広島としては珍しいことだ。現場の責任者に判断を預けるのも異例だ。1位指名確定後の会見で、大石指名はいつ決めたのかと問われ、指揮官は「言わなかっただけで、前から決めていました」と話した。他球団の動きに影響を与えないよう、情報戦に神経を使っていたようだが、結局「大石くんに6球団も来るとは思わなかった」と指揮官も嘆く人気ぶりだった。

 2位以下でも富士大・中村や大阪ガス・岩見ら左腕3枚を指名するなど充実したドラフトとなったが、思ったようにすべてが進んだわけではない。狙っていた選手を思わぬ順位で他球団に持っていかれたケースもあった。

 それでも、松田オーナーは「点数は100点。それにプラスアルファがついているくらいだよ」と話した。投手補強を最大のポイントとした今ドラフトで、特色を持った即戦力投手を多数指名できたからだ。福井は最速152キロの先発完投型、中村は球持ちがよく、岩見はキレで勝負するタイプ。4位の東海理化・金丸は187センチの角度ある速球の持ち主。7位の四国アイランドリーグ徳島・弦本は大学を中退してまでプロを目指した根性の持ち主だ。さらに中京大中京・磯村捕手を5位で指名できたことも大きかった。

 そして、この補強で現有選手が危機感を持つことが大きいという。「(新人を)彼らにぶつけてレベルアップしてほしい。競い合ってくれればチーム内の競争意識が高まる」と松田オーナーはいう。今ドラフトの指名選手リストが、野村監督が2年目へかけるメッセージ。戦いはもう、始まっているのだ。


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カープ担当記者日記
酒井俊作(さかい・しゅんさく)
 03年入社後は6シーズンの阪神担当を経て、08年11月から広島担当。1人旅と焼酎を愛してやまない。カープが優勝した1979年に鹿児島県で生まれ、京都府育ち。
高垣誠(たかがき・まこと)
 1963年、兵庫県生まれ。89年の入社から様々な部署を異動。もらった辞令の数は社内一と自負するおめでたい人。プロ野球ではかつて中日、オリックスを担当。15年ぶりのプロ野球担当、広島単身赴任も慣れてきた46歳。

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