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2010年9月19日

建さん、虎の矢野にも…お疲れさまでした:高垣誠

 阪神矢野が引退するという。中日担当時代、ドラフトで指名されたばかりの矢野を東北福祉大に訪ねたことがある。このとき、矢野は中日の2位指名で入団したが、巨人と指名が重複し、抽選で中日が交渉権を得ていた。そこで聞いてみた。「本当はどっちの球団に行きたかった?」。

 矢野は苦笑いしながら「巨人です」と言った。当時、中日には中村という正捕手がおり、矢野の大きな壁になることが予想された。巨人は、中日に比べると捕手層が薄かった。出場機会を得ることを考えれば、矢野の思いももっともだった。

 実際、中日時代の矢野は中村の壁に苦しみ、ときには外野を守ったりしていた。それが、阪神へトレードされて捕手として花開いた。移籍後しばらくして、たまたま矢野と球場で顔を合わせた。「よかったな」と声をかけると笑顔で返してくれたのを覚えている。

 そして、広島の建さんこと高橋も引退を決めた。「短期間なら力を出せるが、1シーズンは自信がない」と球団に申し出たと聞いた。メジャー挑戦から復帰して、今季序盤は大いにカープファンをわかせてくれたが、気力、体力が限界に達したのだろう。その人柄のせいでもあるだろう、建さんの引退を惜しむ声はチームメートら多くの人から聞いた。

 29日の横浜戦(マツダ)試合後には、引退セレモニーも行う。私には娘2人と買い物に行ったときのことを話す、にこやかな表情が印象的だった。今後は未定だというが、よきパパとして家族と過ごす機会が今まで以上に増えるはず。

 激しいプロ野球界に長く身を置いてきた2人には、しばらくはゆっくりしてもらいたいと思う。お疲れさまでした。


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カープ担当記者日記
酒井俊作(さかい・しゅんさく)
 03年入社後は6シーズンの阪神担当を経て、08年11月から広島担当。1人旅と焼酎を愛してやまない。カープが優勝した1979年に鹿児島県で生まれ、京都府育ち。
高垣誠(たかがき・まこと)
 1963年、兵庫県生まれ。89年の入社から様々な部署を異動。もらった辞令の数は社内一と自負するおめでたい人。プロ野球ではかつて中日、オリックスを担当。15年ぶりのプロ野球担当、広島単身赴任も慣れてきた46歳。

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