2009年7月15日
マツダスタジアムでの一風変わった始球式:高垣誠
マツダスタジアムには、様々なゲストが来る。始球式には復活した人気バンド、ユニコーンが来たし、先日は自民党からの出馬が取りざたされている宮崎県東国原知事も来た。先日はちょっと変わった方たちがやってきた。
「レ・ドゥ・カクタス」というカナダ・モントリオール出身の4人組バンドだ。広島市とモントリオールは姉妹都市で、広島で行われた「モントリオールの日」に招かれて来日。球場で演奏会を行った。
このバンド、どこが変わっているといって、メンバーは日本語が話せないのに、全編日本語で歌うところだ。日本人からすると、ちょっと奇妙な日本語に聞こえてしまうが、地元では大人気らしい。
なんでも、メンバーでボーカルなどを担当するヴァンサン・アメルさん(29)が世界中を旅しているときに日本に立ち寄り、日本語の音の響きが気に入って同バンドを立ち上げたとか。「上を向いて歩こう」や「さくらさくら」など日本の曲のレパートリーに加え「愛は人生だ」などオリジナルの日本語曲も12曲ほどあるという。
広島を初めて訪れたメンバーはマツダスタジアムに感激。メンバーは「心に触れる球場だね」と話した。
モントリオールには、かつてエクスポズというメジャー球団があったが、財政難から米ワシントンに本拠地を移転(現ナショナルズ)してしまったのだ。「新しい球場が作れなかったんで、球団が出て行ってしまったんだ。(地元に)こんな素晴らしい球場があったらなあ」とぽつり。
我が街のチームが出て行ってしまうのは、ファンにとってどんな気持ちなのか。改めて、球団は地域の人々に愛されることが必要なのだと思わされた。
そんなレ・ドゥ・カクタスだが、メンバーは球場で演奏するためにマスターした応援歌「それ行けカープ」が気に入ったらしい。ヴァンサンさんは「勝利の気持ちが高まるね。王様になったような気分だよ」とニッコリ。関係者によると、しょっちゅう口ずさんでいるという。もしかして、バンドの新しいレパートリーになるかも…で、カープファンをカナダでも増やしてくれるかもしれない。
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