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<title>浅岡真一・独断流</title>
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<title>「型」通りに運んでも誤算が……</title>
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<summary type="text/plain">野球の妙味・難しさ 　注目の日本シリーズは巨人が４勝２敗で北海道日本ハムを破り、...</summary>
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<![CDATA[<p><strong>野球の妙味・難しさ</strong></p>

<p>　注目の日本シリーズは巨人が４勝２敗で北海道日本ハムを破り、７年ぶり２１度目の日本一に輝いた。６試合ともほとんどが接戦、どちらが白星をもぎとっても、おかしくない熱戦だった。</p>]]>
<![CDATA[<p>　その、燃えたぎったシリーズを見て（すべて、テレビ観戦だが）、最も痛感したのは「必勝パターンに持ち込んでも負けることがある」という、ことだった。</p>

<p>　今シリーズ、ポイントになったのは、やはり２勝２敗で迎えた第５戦だ。日本ハムが先制し、先発・藤井の力投で終盤へ。８回、巨人は日本ハムの救援左腕・林らのミスにもつけ込み、１対１の同点に追いついた。</p>

<p>　だが、それも束の間、９回、日本ハムは４番・高橋が右中間にソロをたたき込み１点の勝ち越し。もうここは救援エース・武田久で逃げ切り……梨田監督ら首脳陣、選手、ファンも信じ切ったはずだが、その裏、亀井に同点弾、阿部にサヨナラホームランを浴びてしまった。</p>

<p>　日本ハムの守護神は今シーズン、５５試合に登板して３勝０敗３４セーブ。負けを経験していないうえに、被本塁打も６０イニングでわずか１本。</p>

<p>　確かに打たれた２球とも甘いコースで、抜群の安定感ある投手には考えられないミス。直前に捕手が大野から鶴岡に代わったことを指摘する声もあったが、女房役が代わったぐらいで、乱調を招くほど、ヤワな投手でない。</p>

<p>　甘い球を見逃さなかった亀井、阿部を讃えるしかないが、決着がついた第６戦でも北海道に戻って、元気が出たはずなのに毎回安打を放ちながら、完封された（シリーズ史上初）。「つなぐ打線」もまた封印されたのは「型」を崩された連鎖と言えるかもしれない。</p>

<p>　現代野球では、投手陣の分業制はセオリーになっている。もちろん、先発陣の重要性は欠かせないが、中継ぎ→セットアッパー→抑えを強固にするのはチーム作りの基本の一つになっている。かつての阪神のＪＦＫのように……。</p>

<p>　巨人も万全ではなかったが山口、越智、クルーンがそれなりに機能した。だからこそ……。</p>

<p>　決して武田久を責めているわけではない。彼がいなかったらパ・リーグ制覇はなかった、といえる功労者。そんな怪腕でも、時として崩れることがある、ことに野球の怖さを改めて思い知らされた。</p>

<p>　「盤石、完ぺきの型」は野球に、スポーツにないのだろうか……。</p>]]>
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<title>やはり、チーム力に限界が…</title>
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<modified>2009-10-12T08:18:26Z</modified>
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<summary type="text/plain">阪神の終戦 　まず、初めに「申し訳ありません」と謝らせてもらう。自分の眼力のなさ...</summary>
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<![CDATA[<p><strong>阪神の終戦</strong></p>

<p>　まず、初めに「申し訳ありません」と謝らせてもらう。自分の眼力のなさを素直に恥じるばかり。</p>]]>
<![CDATA[<p>　ＣＳ進出をかけた最後のヤクルト２連戦（８、９日）。阪神ファンの願いも空しく、連敗してしまい、首位・巨人への挑戦権を逃してしまった。</p>

<p>　７日の広島戦に快勝し、神宮へ乗り込んだタイガース。しかし、野球は勢いだけでは勝てない、ということを示した。</p>

<p>　さらに言えば、この２連敗は「今年のタイガース」を象徴しているな、と痛感させられた。</p>

<p>　結論から記せば「強固なチーム力」がなかった、ということ。冒頭に謝罪したのは、前回に「やはりチーム力はあった」と書いたからで、盤石の戦力、巨人や中日に拮抗できる総合力はなかった。それがヤクルト２連戦に如実に出てしまった。</p>

<p>　例えば、初戦。開幕投手に指名され、今季対ヤクルトには相性が良かった安藤が４回、２失点で降板した。自責０が示すように新井の送球ミスなどの不運があった。だが、酷なようだがピンチを招いたのは、安藤自身で、エースという存在なら、ここ一番での強さを期待したのだが……。打線も館山から５安打しか奪えず完封を許した。</p>

<p>　２戦目は岩田が６回まで２失点と踏ん張ったが、苦手左腕・石川に要所を締められた。８回まで１０残塁、あと一押しが足りない、今季の負けゲームのパターンが出てしまった。</p>

<p>　もう０９年を振り返っても仕方がない。しかし、戦いぶりをしっかり分析するのは不可欠だし、そこから浮かび上がってくる。</p>

<p>　今の陣容を見れば、来季もバラ色ではない。だが、戦いは待ってくれないし、クライマックスシリーズの一方で秋季練習は、間もなく始まる。</p>

<p>　この秋季練習は伸びしろのある若手の実力アップが主要になる。今季レギュラーを担った狩野あたりも一段と成長が望まれる。</p>

<p>　ただし、現状の投打陣だけでは苦しい。もし来年、優勝を目指すなら、である。新たな大物外国人などは絶対に必要となってくる。　チーム打率こそ、リーグ４位ながら、３割打者は０で鳥谷の２割８分８厘が最高。最多本塁打が金本の２１。投手陣も２ケタを挙げたのは能見一人（１３勝９敗）では、寂しすぎる。</p>

<p>　真弓監督のさい配を云々する声も多いが、来季の阪神はそれ以前の戦力の問題だと見ている。</p>

<p>　ドラフトで獲得する新人に多くを期待するのは邪道。となれば若手・中堅の技量アップとトレード、新外国人で戦力を整備するしかない。<br />
　これから首脳陣と協議しつつ、フロントの力も問われる。</p>]]>
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<title>やはり、チーム力はあった！</title>
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<modified>2009-09-04T06:30:01Z</modified>
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<summary type="text/plain">阪神のラストスパート 　このコラムも、少し“夏休み”が長くなってしまった。言い訳...</summary>
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<![CDATA[<p><strong>阪神のラストスパート</strong></p>

<p>　このコラムも、少し“夏休み”が長くなってしまった。言い訳めくが、ついついタイミングを見つけることができなかった。阪神の地力が本来のものだと、確信がなかなか、持てなかったからだった。</p>]]>
<![CDATA[<p>　８月、長期ロードを終えた時点で当月は１つの勝ち越し。一つの節目だった。だが、末の巨人３連戦、今年レギュラーシーズンでは最後の甲子園での戦い、その勝敗いかんで状況は変わるのでは……とついつい、慎重になってしまった。</p>

<p>　しかし、ヘタな気遣いはタイガースに失礼だった。巨人に２勝１敗、やっと今季初の月間勝ち越し（１４勝１２敗、４月は５割ちょうど）。さらに今月に入っても３位のヤクルト３連戦でも、３連勝こそできなかったが、最低ノルマの勝ち越しはできた。</p>

<p>　クライマックスシリーズ（ＣＳ）進出……。ファンの方にも希望の灯が少しずつ大きく見えてきたことだろう。さらにマスコミの論調も変わってきた。同じ側にいる人間が指摘するのは奇異かもしれないが、あれだけチームの不振に厳しく、真弓監督の指導力、さい配をかなり批判をしてきたのに、今や昔。応援太鼓を打ち鳴らしている。</p>

<p>　Ｍｉｇｈｔ　ｉｚ　ｒｉｇｈｔ……。直訳すれば「力があれば正しい」となるようだが、意訳すると「勝てば官軍」となるらしい。いまの阪神への周囲のハシャギようを見ていると、少しへそ曲がりの身だけに、何を今になって……と言いたくなる。</p>

<p>　前回に強調したはずだが、阪神の本来のチーム力はＢクラスに甘んじるようなものではない。各選手が、持てる力を発揮すれば、十分に優勝争いができる陣容のはず。</p>

<p>　真弓監督は１年目。さい配、作戦がすべて的確だったとは言えないかもしれない。しかし、スポーツはいざゲームが始まれば、指揮官が出来る仕事には限界がある。やはり、プレーする選手が第一。</p>

<p>　その通りに、８月を迎えて鳥谷、新井がクリーンアップに復帰、調子が上がってきたことが、最大の浮上の要因。これは誰もが認めるところで、その得点力上昇に投手陣も引っ張られるように、踏ん張りが利くようになってきた。</p>

<p>　ただ、こういう快進撃の状況になると、またへそ曲がりは、警戒心が湧いてくる。実際、数字的にも楽観できない。ポイントは今月末、１０月上旬の対ヤクルト６試合となるが、広島も虎視眈々と３位以内を目指しており、軽視できない。</p>

<p>　もっとも他チーム云々より、阪神自身が態勢をより強固にすることが先。これから一番怖いのはケガ、故障。主力のコンディションがカギを握っており、ラストスパートのキーポイントになってくる。</p>

<p>　それにしても……。「来季を見据えて若手起用を」なんて本末転倒な声が聞こえなくなって、気分は爽快！</p>]]>
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<title>レギュラー級の地力復活がカギ</title>
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<modified>2009-07-23T11:38:17Z</modified>
<issued>2009-07-23T11:36:55Z</issued>
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<summary type="text/plain">後半戦の阪神 　前３回にわたって、真弓イズムのより徹底、浸透を……とエールを送っ...</summary>
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<email>webmast@nikkansports.co.jp</email>
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<![CDATA[<p><strong>後半戦の阪神</strong></p>

<p>　前３回にわたって、真弓イズムのより徹底、浸透を……とエールを送ってきた。だが、筆者の期待は外れ、借金１４を抱えてオールスター戦の折り返しに突入した。</p>]]>
<![CDATA[<p>　これだけの不調、阪神ファンだけでなく、プロ野球ファンも予想外だっただろう。何よりも新任の真弓監督が悔しさをかみしめているはずで「うまく選手の力の引き出せなかった」と、自省のセリフを球宴前の最終戦、ヤクルトに完封された直後に絞り出した。</p>

<p>　真弓監督のリーダーシップ、用兵、作戦などにかなりの批判の声が上がっている。現状、筆者はそれらに両手を挙げる気はない。しかし、勝てば官軍、負ければ……言い伝え通り、砲火を浴びるのは当然で、タイガースの指揮官の“宿命”でもある。</p>

<p>　そんな声を見聞きしながら、最大の不調の要因は何だったかと考えてきた。そして投打のかみ合わせが悪かったことだ、と分析している。言い換えれば、レギュラー級の選手が、ほとんど全能力を出し切っていない、とういうことだ。</p>

<p>　１点差ゲームが１２勝１７敗、クローザー藤川が２５試合で２勝３敗１１セーブの２つのデータが、その苦境を物語っている。</p>

<p>　１７敗の１点差ゲームは２パターンがほとんど。一つは先発・中継ぎが崩れ藤川にリレーする展開にならなかった。もう一つは打線があとひと押し足らずに藤川を投入出来ないケース。序盤に登録抹消があったとはいえ、藤川の登板が８２試合消化で三分一以下というのは、勝ち越して終盤……のパターンに持ち込めていないからだ。</p>

<p>　では後半戦のへ打開策は？　各選手が自分の調子を上げるしかない。あえて言えば、チームのため、ファンのためなどの思いを少し横に置いて、地力を復活させることだ。</p>

<p>　野手なら、やはり当初クリーンアップの座にいた鳥谷、新井の二人。特に新井はもう迷路をさまようばかりで真弓監督、コーチ陣の心技のフォローも必須。投手陣では岩田、下柳の両左腕とウィリアムスの復活……などが、挙げられる。</p>

<p>　ただし、選手は「自己中心主義」に徹したらいいけれど、首脳陣は新井だけでなくレギュラー級の選手には的確な指導、手助けをすることも求められる。今こそ首脳陣の能力も問われている。</p>

<p>　余りにも当たり前のことを提言している。その意図は、安易な「若手登用」をすべきではない、と考えるからだ。</p>

<p>　首脳陣、監督は選手にも増して試合に勝ちたい。勝つために必要な戦力なら登用する。シーズンのかなりの終盤、順位が確定した時機ならまだしも、ペナントレースのまっただ中で、育成重点の戦いはプロ野球の魅力を薄れさせる。</p>

<p>　若手を使うな、とは言わない。まず力が最優先。本当に実力があれば、春先から頭角を現しているはず。そりゃあ、この間、二軍で成長した選手はいるだろうし、いなければ将来は不安だ。</p>

<p>　レギュラーは首脳陣が与えるのではなく、その選手がつかみ取るのが、スポーツでは基本だろう。</p>

<p>　その点からも、これまでのレギュラー陣の大奮起を促したい。</p>]]>
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<title>それでも「真弓色」を信じたい</title>
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<modified>2009-06-24T05:21:54Z</modified>
<issued>2009-06-23T08:32:31Z</issued>
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<summary type="text/plain">巻き返せるか、阪神 　１カ月余の交流戦も終わった。阪神は９勝１３敗２分けと４つの...</summary>
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<![CDATA[<p><strong>巻き返せるか、阪神</strong></p>

<p>　１カ月余の交流戦も終わった。阪神は９勝１３敗２分けと４つの負け越し。過去、２回のこのコラムでは真弓監督の持ち味を出してパ・リーグの戦いで浮上のきっかけを作ってくれるはずと、記した。それは結果的に“誤報”になってしまった。</p>]]>
<![CDATA[<p>　筆者は、見通しが甘かったと反省すればいいが、当事者の監督や首脳陣、選手は悔しさにあふれているはず。ファンの方も同様だろう。いや、それ以上にイライラしておられるかもしれない。</p>

<p>　これから、いかに苦境を突破していくか、フロントを含めて策は練っているだろう。そんな中、真弓明信監督が２３日付で本紙（西日本版）に手記を寄せてくれた。</p>

<p>　読まれた方もおられるだろうが、その骨子をまとめると＜１＞目標はあくまでリーグ優勝。その意気込みに私（真弓監督）ら首脳陣、選手は溢れている＜２＞浮上のポイントは金本の前後の打者の活躍＜３＞打線は当分、各選手の調子を見極めて組んでいく。＜４＞ただ、一定レベルの打者はシーズンを通したら実力通りの結果を出すので新井、鳥谷らは今の不振を必ず抜け出してくれる…というものだった。</p>

<p>　真弓監督らしいな、彼の色が出ているなと感じたのは＜１＞と＜４＞だった。首位・巨人と１３・５ゲーム差、残り８０余試合を考えれば、数字的にはかなり苦しい。監督自身も当然、分かっている。</p>

<p>　だが、いやだからこそ、かすかに見える“頂点”を目指すと言明したと解釈している。取りあえず９つの借金返済、そして一つでも順位を上げる－。この方が現実的な目標だが、その意識では５割へ到達した時点で満足してしまうのでは…と彼は考えたと推察している。</p>

<p>　そして＜４＞。「一つの（私の）野球観」という表現をしているが、一流、その手前までのクラスの選手は確かに、いい意味で「帳尻が合う」成績を残すことがほとんど。まして鳥谷は２８歳、新井は３２歳。まだ衰えがくる年齢ではない。</p>

<p>　これは期待も込もっているだろうが、それ以上に二人の実力に確信を抱いているのだろう。６月半ばに打率２割台に落ち込んだ金本についても、言い及んで、必ず再浮上すると確信している。</p>

<p>　バラ色の夢を語ったのではない、と見る。もともと現実を直視できるタイプだから、一時的にファンにアピールするような、アジテーションをするタイプでもない。</p>

<p>　先発投手陣も左腕・岩田が加わり、層は厚くなった。本来のタイガースのパターン、先行→逃げ切りに持ち込むゲーム展開には、打線の奮起が第一。そこに、手応えがあるとする第３１代監督。</p>

<p>　あとはさい配、作戦の妙で、これも、まだまだ信じていきたい。</p>]]>
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<title>交流戦でもさらに「真弓色」を全面に！</title>
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<modified>2009-05-20T08:49:41Z</modified>
<issued>2009-05-20T06:12:37Z</issued>
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<summary type="text/plain">タイガース浮上へ 　早いもので、プロ野球の開幕から１か月をはるかに過ぎ、風薫る時...</summary>
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<email>webmast@nikkansports.co.jp</email>
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<![CDATA[<p><strong>タイガース浮上へ</strong></p>

<p>　早いもので、プロ野球の開幕から１か月をはるかに過ぎ、風薫る時節。球場へ足を運ぶのにも、より快適になったようで、約１か月に及ぶ交流戦も行われています。</p>

<p>　さて、セ・パのペナントレース、序盤から中盤へというところで、パ・リーグは日本ハムが少し抜け出したもののまだまだ予断は許せず面白い状況。セはやはりというか戦力が充実している巨人が抜け出して、他チームがこれを追いかける展開だ。<br />
</p>]]>
<![CDATA[<p>　その巨人の「追撃の有力候補の一つは阪神じゃないか」と前回は記した。しかし５月に入ってからは、下降線。打線が低調なのが最大の要因で、藤川で逃げ切り－というパターンになかなか持ち込めない。</p>

<p>　真弓新監督もさぞかし頭が痛いところだろう。しかし、むしろこれからのさい配、作戦に“らしさ”が出るのでは…とも注目している。</p>

<p>　１９５３年生まれの５５歳は男盛り。昨年末に第３１代のトラの指揮官に就任して以来、その人となりはスポーツ各紙をはじめ、取りあげられてきた。私も２５年余に及ぶ付き合い、その実像を多少はつかんでいるし、昨秋は本紙（関西版）で、その一端を紹介させてもらった。</p>

<p>　彼を評する一般的なイメージは「温和で明るく前向き」というようなものでしょう。８５年、日本一に導いた吉田義男監督（現日刊スポーツ客員評論家）も、そんな印象を抱いておられる。</p>

<p>　先頃、吉田さんが上梓された「牛若丸の履歴書」（日経ビジネス文庫）という自叙伝ふうの書の中で「空気が読める男」と表現されている。今ふうの言葉を使って、実に適切ではあると思う。</p>

<p>　“恐怖の一番打者”としてチームの核になった全盛時。だが、掛布雅之という主砲がおり、一方で岡田（前監督）というスター候補も存在感があった。そんな中、彼らより年上の彼は、阪神の生え抜きではないということを考慮、常に控えめにフォア・ザ・チームに徹していた。</p>

<p>　指揮官の吉田氏からすれば、実に有り難い存在。不平不満は全く口にせず、派閥も作らず。まさに優等生そのもののイメージだった。しかし、私はあえて、胸の内にある激しい炎を強調したい。</p>

<p>　詳しい日時は忘れたが、汚いヤジに激昂、ネットによじ上がらんばかりに、そのファンに詰め寄ったことがあった。また稚拙な質問をする記者には、口も利かない一面もあった。</p>

<p>　そんな胸の内の信念の表れがメンチの処遇だろう。４月末に体調不良で二軍降格した新助っ人。ファームのゲームで好成績を残し１５日に復帰した。真弓監督はすぐにヤクルト戦から先発で使ったが、２試合ノーヒット。ついに３連戦の最後にはスタメンから外した。</p>

<p>　ファンや評論家諸氏は４月の段階から桜井や林の登用すべき、と指摘した人もいたが、ある部分で頑固なヘビ年生まれは、周囲の声には左右されないタイプ。だから自らの決断で２戦とも結果を出せなかったメンチを、交流戦前に再び二軍に落とした。</p>

<p>　これは決して「空気を読んだ」のではない。真弓監督の真骨頂、我慢強さと切り替えの早さを併せもっているからこその、見切りだった。</p>

<p>　そんな真弓カラーはこれから、随所に見られるはず。それがタイガースの浮上の重要なポイントになる。<br />
</p>]]>
</content>
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<title>初夏を迎え、より「真弓色」を全面に！</title>
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<modified>2009-05-01T09:29:10Z</modified>
<issued>2009-05-01T09:28:40Z</issued>
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<created>2009-05-01T09:28:40Z</created>
<summary type="text/plain">プロ野球も佳境に 　早いもので、プロ野球の開幕から１か月（私だけが感じているかも...</summary>
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<email>asaoka@osakanikkan.co.jp</email>
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<![CDATA[<p><strong>プロ野球も佳境に</strong></p>

<p>　早いもので、プロ野球の開幕から１か月（私だけが感じているかもしれませんが）。風薫る時節、球場へ足を運ぶのにも、より快適になったよう。</p>

<p>　さて、セ・パのペナントレース、まずは滑り出しというところで、パ・リーグは飛び抜けたチームもなく面白い状況。セはわずかに巨人が抜け出して、他チームがこれを追いかける展開だ。</p>]]>
<![CDATA[<p>　その巨人追撃の有力候補の一つは阪神じゃないか。４月３０日の横浜戦のように９回２死から５連打でサヨナラ勝ちをおさめたように、このチームには何か“魔力”が潜んでいるような気がする。</p>

<p>　それともう一つは真弓監督のさい配、作戦も注目している。結論から言えば、まだ真弓カラーを全面的に出していない、もっと彼らしい用兵、戦術がこれから見られるはず、と期待は増している。</p>

<p>　１９５３年生まれの５５歳は男盛り。昨年末に第３１代のトラの指揮官に就任して以来、その人となりはスポーツ各紙をはじめ、取りあげられてきた。私も２５年余に及ぶ付き合い、その実像を多少はつかんでいるし、昨秋は本紙（関西版）で、その一端を紹介させてもらった。</p>

<p>　彼を評する一般的なイメージは「温和で明るく前向き」というようなものでしょう。８５年、日本一に導いた吉田義男監督（現日刊スポーツ客員評論家）も、そんな印象を抱いておられる。</p>

<p>　先頃、吉田さんが上梓された「牛若丸の履歴書」（日経ビジネス文庫）という自叙伝ふうの書の中で「空気が読める男」と表現されている。今ふうの言葉を使って、実に適切ではあると思う。</p>

<p>　“恐怖の一番打者”としてチームの核になった全盛時。だが、掛布雅之という主砲がおり、一方で岡田（前監督）というスター候補も存在感があった。そんな中、彼らより年上の彼は、阪神の生え抜きではないということを考慮、常に控えめにフォア・ザ・チームに徹していた。</p>

<p>　指揮官の吉田氏からすれば、実に有り難い存在。不平不満は全く口にせず、派閥も作らず。まさに優等生そのもののイメージだった。しかし、私はあえて、胸の内にある激しい炎を強調したい。</p>

<p>　詳しい日時は忘れたが、汚いヤジに激昂、ネットによじ上がらんばかりに、そのファンに詰め寄ったことがあった。また稚拙な質問をする記者には、口も利かない一面もあった。</p>

<p>　今年の真弓タイガーズの特徴といえば機動力を使い、先発投手を長く辛抱、矢野を故障で欠いて狩野をメーンに登用している……といったあたりだろう。</p>

<p>　これに打線をよく組み替える用兵も加えていい。この点は評論家諸氏から、異論も出ているが「本来の真弓明信」は外野の声など気にしない。信念は貫く九州男児。いざとなれば開き直ることもできるし、ある面では岡田前監督より意固地なところもある。</p>

<p>　それでいいと私は思う。手探りの時期は過ぎた。内の赤き血をふんだんに発揮してもらいたし、するだろうと思っている。<br />
</p>]]>
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<title>シーズンでの藤川の完全燃焼に期待！</title>
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<modified>2009-03-30T06:31:55Z</modified>
<issued>2009-03-30T06:25:26Z</issued>
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<created>2009-03-30T06:25:26Z</created>
<summary type="text/plain">ＷＢＣ連覇のカゲで 　私の想像より、はるかに盛り上がった大会だった。そうワールド...</summary>
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<email>asaoka@osakanikkan.co.jp</email>
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<![CDATA[<p><strong>ＷＢＣ連覇のカゲで</strong></p>

<p>　私の想像より、はるかに盛り上がった大会だった。そうワールド・ベースボール・クラッシク（ＷＢＣ）のこと。あれほど、日本中が大フィーバーするとは。やはり、決勝ラウンドまで勝ち進んだこと、米国を撃破したこと、韓国と数々の死闘を演じたことなどが、大きかったということだろう。</p>]]>
<![CDATA[<p>　準決勝、決勝戦とも勝因はいくつかあるが、最もポイントとなったのは、投手陣の踏ん張り。先発した松坂、岩隈が米国、韓国の強力打線の爆発を許さず、救援陣もそれぞれの役割を果たした。</p>

<p>　特に原監督、山田コーチがダルビッシュを抑えに回したのは、思い切った決断で、結果は、吉と出た。日本代表のメンバーを決めた時点では抑えは藤川、と首脳陣は決めていたが、米国入りしてからも本来の力が見られず。山田コーチは「調子が上がってこない」とコメントしていた。</p>

<p>　チームの勝利最優先には、方針変更もやむを得なかっただろう。ただ、藤川の胸中には不完全燃焼の思いが残ったはず。</p>

<p>　藤川は優勝祝賀会、シャンパンファイトでは笑みをあふれさせていた。テレビのインタビューでダルビッシュが「（藤川に）いろんなアドバイスをいただいた」と感謝の言葉を送っていた。</p>

<p>　そして、帰国後の会見で藤川は「全員が誰より練習してきたと思う。その努力したこと自体が自分の中での誇り。自分の野球人生に役立てていきたい」と語った。このセリフの中に密かなリベンジの炎が感じられた。</p>

<p>　積極的にダルビッシュにアドバイスをするあたりに、藤川のフォア・ザ・チームの姿勢が出ている。首脳陣の抑え外し？　に不満も持っていないだろう。ただ自分に対する悔しさは、日本に持ち帰ってきたと見ている。</p>

<p>　あれは３年前のシーズン当初。今は指揮官となった真弓明信氏が、日刊スポーツ評論家として、藤川にインタビュー取材した。守護神として、輝きを放ち始めた頃の藤川。大望も包み隠さず口にした。</p>

<p>　「打者に前へ打たせるのがイヤなんです。バットに当てさせたくないんです」。</p>

<p>　真弓氏の横で聞いていて、その理想の高さ、求めるレベルの高さに驚かされた。要するにすべての打者を空振りか見逃しでアウトにしたいということだった。</p>

<p>　その後、実際、その大望に近いピッチングを何度も披露した。まっすぐと打者が分かっていながら、バットにかすらない、というシーンはファンの方もご覧になっただろう。</p>

<p>　自らに大きなノルマを課し、その高い壁を乗り越える－－。これは、もう藤川のプロ選手としての生き様になっているはず。だから、逆に今シーズンのトラの火消しに期待したいし、出来ると思う。</p>

<p>　「自分の野球人生に役立てていきたい」とは“球児のリベンジ宣言”と受け止めている。</p>

<p>　３月２９日のオープン戦最終試合。藤川は救援で凱旋登板。１イニングを２三振など３人でピシャリとオリックス打線を料理して、巻き返しをアピール。なおリベンジへの期待を抱かせてくれた。</p>]]>
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<title>本当にファンサービスになるのか</title>
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<modified>2009-02-16T08:13:02Z</modified>
<issued>2009-02-16T08:11:50Z</issued>
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<summary type="text/plain">１５秒ルール 　プロ野球のキャンプも真っ盛り。今年はＷＢＣが行われるとあってメン...</summary>
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<![CDATA[<p><strong>１５秒ルール</strong></p>

<p>　プロ野球のキャンプも真っ盛り。今年はＷＢＣが行われるとあってメンバー候補の仕上がりが早く、それに引っ張られるように、他の選手もエンジンのかかりがいいようです。</p>]]>
<![CDATA[<p>　この時期、直接、キャンプ地に行くのがベストはもちろんですが、テレビ、紙面、担当記者の情報などいろいろ仕入れができて、楽しいものです。</p>

<p>　今年も球春の便りはあれこれと豊富ですが、各チームの動向とは少し違った話題に、目と耳が奪われました。いわゆる「１５秒ルール」のことです。</p>

<p>　表面化したのは、８日でした。シート打撃に登板した日本ハム・ダルビッシュ投手が、シーズンに備えて調整中の二塁塁審から、投球間隔が長い、とクレームをつけられたこと。同投手はこのクレームに「野球にならない」と怒りを露わにした。</p>

<p>　この１５秒ルールとは、今季から両リーグのアグリーメントに明文化された条項で、投手は走者がいない場合に捕手からの送球を受け１５秒以内に投球動作に入らなければ１ボールを科せられる－－というもの。</p>

<p>　試合のスピードアップが主な目的で、実行委員会で決められたが、当初の予想通り、現場、選手たちからは反発の声が。ダルビッシュの怒りに楽天・岩隈、ソフトバンク・斉藤投手らが、同様の異議を唱えた。</p>

<p>　この「１５」は正確に言うならルールではなく、あくまで申し合わせ事項。公認野球規則の８・０４では「投手が打者と正対してから１２秒以内」と規定があり、こちらは全世界共通。ただ、アグリーメントと違うのは捕手からの送球を受けてから投球動作に入るまでの時間は明記されておらず、そのあたりは融通性があるとも言える。</p>

<p>　さて、この問題の本質だが、それが微妙に球趣がそがれることになっても、ファンの支持を得られなくても、決まったことは遵守しなければならないのかという点ではなかろうか。</p>

<p>　確かに試合時間の短縮はずっと球界のテーマだった。無駄な時間をそぎ落とすのは、各球団のトップが考慮すべきことだし、その方向を目指すのは正しい。</p>

<p>　しかし、ダルビッシュが言うように、野手の守備位置確認や、ロージンバッグに触れたり、打者との駆け引きでサインに首を振るのは、野球ならではの必要な手順ではないか。</p>

<p>　ファンは野球というスポーツの「間」も楽しんでいると私は思っている。例えば阪神リードの最終回２死、「あと１球」コールを全身に受け藤川が捕手のサインに首を振った。トラ党はまっすぐか、フォークか……と考えるのも楽しみ方の一つではないか。</p>

<p>　そんな「間」の妙を奪ってしまい、野球独特のキメの細かさを失いかねない申し合わせ事項、と感じられて仕方がない。</p>

<p>　中身が濃ければ、多少の時間がかかっても（３時間ぐらいが限度とは思うが）ファンは納得し、少年以下の人たちの帰宅時間も許容範囲ではないだろうか。</p>

<p>　決めたルールでも、不都合なら変えればいい。そのぐらいの柔軟性は日本プロ球界にあると思っている。</p>]]>
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<title>本人の思いは別にして選ばれていいはずだが…</title>
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<modified>2009-01-16T09:48:51Z</modified>
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<summary type="text/plain">落合の落選 　さる１３日、本年度の殿堂入り４氏が発表された。競技者表彰のプレーヤ...</summary>
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<![CDATA[<p><strong>落合の落選</strong></p>

<p>　さる１３日、本年度の殿堂入り４氏が発表された。競技者表彰のプレーヤー部門で元ヤクルトの選手・監督だった若松勉氏が、同エキスパート部門で元大洋監督の故青田昇氏、特別表彰では日本ハム前オーナー・故大社義規氏、故君島一郎氏の４人がその栄誉に浴した。</p>]]>
<![CDATA[<p>　この「野球殿堂入り」、ファンの方は東京ドーム内にある野球体育博物館にその表彰者のレリーフが飾られることをご存じかもしれないが、よほどの野球通でない限り、その選出方法については詳しくはないだろう。</p>

<p>　そこで、簡単に記してみたい。全国の野球記者１５年以上を経験した人が、あらかじめノミネートされた候補者から選ぶのがプレーヤー部門。そしてエキスパート部門、特別表彰は野球機構関係者などの表彰委員が選出することになっている。</p>

<p>　要するに、ベテラン野球記者が一票を投じるのはプレーヤー部門だけ。そこにいろんな“悲喜こもごも”が起きる。２年連続で、しかも今年は１票足らずで選からもれた落合博満・中日監督などは、その典型例だろう。</p>

<p>　この表彰、どの部門でも全有効投票の４分の３を満たさないと選出されないことになっているが、落合監督は今年の得票が２２７で選出に１票足りなかった（これで、全国の表彰記者の数が類推できるはずだが）。</p>

<p>　この結果には中日・西川球団社長も「おかしい」と首をひねっていた。三冠王３度は史上初の快挙で、確かにその実績からして、同社長の疑問もうなずけるところがある。</p>

<p>　一部には「本人は別に望んでいないだろう」という声もあるというが、それと選手としての偉大さに敬意を表すこととは別ではないかと思う。</p>

<p>　かつて、元阪急の左腕エースの故梶本隆夫氏が、何年か選ばれないことがあった。そんな中の０６年９月に帰らぬ人となった。私は阪急担当こそしていなかったが、よくお話しをさせていただいた縁で、追悼の原稿を書かせてもらった。</p>

<p>　その内容は、２００勝以上挙げた投手の中で唯一の負け越しが逆に大いなる勲章。どれだけ「灰色のブレーブス」の屋台骨を背負っていたかの証明であると。そして、この人が殿堂入りしてないのは「おかしい」とまで記した。<br />
　取りようによっては、同業者批判、いや明らかに批判であり、そう受け取られても構わないと、思っていた。</p>

<p>　私ごときの批判が同業者を動かしたとは、ゆめゆめ誇る気はないが、逝去から４か月足らずで、カジさんは歴代の球界の偉大な人たちの仲間入り。表彰式に列席された享子未亡人の晴れやかな笑顔に胸打たれた。</p>

<p>　そんな経験もあり、今回の落合監督の落選には、かなり感じるものがあった。だから、どうこうせよと、もう同業者に訴える気はない。ただ、やはり野球人の引退後の最高の栄誉は、その実績に応じて与えるべきではないか。本人の意向には関係なく…。</p>]]>
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<title>28会対決が、33会対決の日本シリーズ</title>
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<modified>2009-01-02T08:16:49Z</modified>
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<summary type="text/plain">二つの初夢 　０９年のペナントレース、セ・パ両リーグとも混戦もようだった。真弓新...</summary>
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<![CDATA[<p><strong>二つの初夢</strong></p>

<p>　０９年のペナントレース、セ・パ両リーグとも混戦もようだった。真弓新監督率いる阪神は巨人の後塵を拝し２位。しかし、プレーオフでは落合中日を撃破、勢いに乗って、巨人をも圧倒した。</p>]]>
<![CDATA[<p>　一方のパ・リーグも西武、日本ハム、オリックスのデッドヒートが最後まで、Ｖは日本ハム。プレーオフでも、１勝のアドバンテージを生かし、２年ぶりの日本シリーズ出場を決めた。</p>

<p>　阪神のＶに関西は沸き、北海道も燃えた。さらに彩りを添えたのが、真弓―梨田の「２８会対決」。昭和２８年生まれ（２９年生まれでも学年が同じなら会員）の両人、落合も含めて、３人の監督がいる充実の熟年世代。しかも２人は今は消滅した近鉄の監督、ヘッドコーチのコンビで０１年にはリーグ優勝した盟友。</p>

<p>　戦いを楽しむかのような両軍の将の雰囲気にチームも互いに呼応。３勝３敗で７戦目を迎えたのが冒頭のシーン。カウント２ー３となって、藤川は当然、まっすぐ勝負。稲葉も全身を集中して……。</p>

<p>　ここで、何と私はノドの渇きに耐えきれず、目覚めてしまった。ごくりと、ペットボトルの水を飲み干し、再び夢の続きをと目を閉じたが、全く違う日本シリーズが眠りの中で駆けめぐった。</p>

<p>　舞台は大阪ドーム。９６年以来、１２年ぶりに日本シリーズに進出したオリックスの相手は巨人。ペナントレースで小松、金子、岸田ら若手投手が期待通りに活躍、Ｖを手にし、プレーオフも突破したバファローズ。この戦いも３勝３敗で７戦目までもつれ込んだ。</p>

<p>　巨人は２年連続のシーズンＶを達成、プレーオフも勝ち抜いた。この両軍の戦いは１３年前と同じだが、もう一つ、同期生、原・大石の３３年会（現在は活動を休止中）対決でも注目されていた。<br />
　原（東海大）大石（亜大）の大学時代から、全日本のメンバー同士として親交があり、深い付き合いはないにしても、球界ではたった２人の同輩。ともに、胸の奥にすさまじい闘志を秘めており、大阪、東京のドーム球場では火花が飛び散っていた。</p>

<p>　大石オリックスが勝てばあのイチローがいた９６年以来の日本一で、原・巨人は昨季、西武に敗れた屈辱を晴らすことができる。アクション派手な原と静の大石。ともに死力を尽くして第７戦を迎えた。</p>

<p>　オリックスが４－３とリードして９回表。守護神・加藤に巨人打線も攻勢をかけ、２死満塁として打者は小笠原。こちらもカウント２－３までいって、運命の６球目……。</p>

<p>　と、ここでは携帯電話の目覚ましコールの音。止めてはみたが、もはや睡眠時間はたっぷりで、起きざるを得なかった。</p>

<p>　というような元日の夢でしたが、果たして今秋はどんな結果が出るか。正夢になる可能性は十分にあるででしょう。<br />
</p>]]>
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<title>新監督に大きな落胆はないはずでは……</title>
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<modified>2008-12-02T09:28:05Z</modified>
<issued>2008-12-02T09:21:41Z</issued>
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<summary type="text/plain">阪神の三浦獲得失敗 　かなり、可能性があるなと思っていました。少し、ひっかかった...</summary>
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<![CDATA[<p><strong>阪神の三浦獲得失敗</strong></p>

<p>　かなり、可能性があるなと思っていました。少し、ひっかかったことは、三浦投手が納会などの球団行事に出ると明言していたことでした。オフのその種の例会に出席するということは、胸の内で決断が出ていた、ということなんでしょう。彼がＦＡ宣言して横浜残留という形が出た今、そう感じます。</p>]]>
<![CDATA[<p>　阪神球団、ファンにとっては無念の思いが強いことでしょう。何しろ、その若々しいマウンドさばきに加えて、通算１２４勝中、３９勝（今季も４勝）を挙げているタイガースキラー。縦縞の仲間になれば、プラスアルファがついてきたはずです。</p>

<p>　電話で断りを入れてきたのは先月２９日。すぐに報告を受けた真弓新監督はＯＢ総会に出席して「残念です。想像もしていなかった」と一応は落胆の色を見せました。確かに、補強できれば心強い新戦力ですが、それほど大きなショックを受けていなかった、と感じてます。</p>

<p>　その心境を裏付けるように「現場としては、こういう時は若い人に最大のチャンスということ」と付け加えています。このセリフ、決して負け惜しみではないと思っています。</p>

<p>　実際、阪神の若手の投手陣には、将来性豊かな逸材がかなりいます。今年、１年目から活躍した石川、真弓監督が秋季キャンプで目をつけた白仁田、昨年の新人王・上園、阿部らで、中堅まで枠を広げれば能見、安藤、江草、杉山、福原……と素質豊かな人たちがたくさんいます。</p>

<p>　もう一人、挙げると久保田。真弓監督は就任早々に先発転向を明かし、ＪＦＫのパターン変更を宣言しました。</p>

<p>　この３枚リリーフ、岡田前監督の残した遺産とも言うべきもので、日本のプロ野球史上でも初めてといっていい“盤石トリオ”でしたが、あえて真弓色を出しました。</p>

<p>　新監督の考え方は３人の力量を評価したからこそです。チーム内でＮＯ・１は藤川でしょう。その次はウィリアムスか久保田（下柳に怒られるかもしれないですが）。なのに上から３人が先発スタッフに加わっていないのは、いびつだとネット裏時代から、思っていたのです。</p>

<p>　６回までゲームを作れば何とかなる－－では特に若手は大きく成長しません。完投してやるんだ！という気概を持ってこそ、素質に磨きがかかるもの。久保田のスタミナを信頼する一方で、こういう配置転換をすることで、チームの活性化を第３１代監督はねらったと見ています。</p>

<p>　もちろん、現段階で予断はできませんが、新指揮官の頭の中では先発・久保田への期待はかなり高いはずです。そして、その期待を裏切るぐらい若手が伸びてくるのも楽しみにしているでしょう。</p>

<p>　いずれにしても、この“構造改革”が吉と出るかどうか。その可能性はあると私は思っているし、そうなれば、三浦の獲得失敗も球団のミスにならないでしょうね。</p>]]>
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<title>持論通りの指導、育成ぶり</title>
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<modified>2008-11-05T08:11:01Z</modified>
<issued>2008-11-05T08:07:03Z</issued>
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<summary type="text/plain">阪神に新たな流れが 　月日のたつのが早いな、と最近は特に感じるようになりました。...</summary>
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<email>asaoka@osakanikkan.co.jp</email>
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<![CDATA[<p><strong>阪神に新たな流れが</strong></p>

<p>　月日のたつのが早いな、と最近は特に感じるようになりました。病後のせわしさなのか、還暦までそう遠くない身からなのかはわかりませんが、つい先ほど就任発表したのに、今は安芸キャンプで背番号「７２」のユニフォームを着て、若手らに手取り足取り……。私の想像を超えてアグレッシブな動きです。</p>]]>
<![CDATA[<p>　第３１代のタイガースの指揮官・真弓明信（５５）。正式発表は１０月２７日でしたが、その１０日ぐらい前から内定しておりセのクライマックスシリーズ（ＣＳ）の第二ステージの終了を待って、お披露目が行われました。</p>

<p>　とりわけ関西では、かつての人気選手の復帰とあってマスコミ、ファンともにかなりのフィーバーぶりでした。本紙でも「人間・真弓明信」と題した連載で、その人となりを紹介（同２８～１１月２日）。私も一部を執筆しました。</p>

<p>　まあ、古い付き合いですから、いろんな思い出が駆けめぐりました。よく飲食を共にもしましたが、アルコールが回るほどに、話は野球のことに集中していました。</p>

<p>　その後、本紙評論家、近鉄のコーチなどを務めたのですが、野球に対して、しっかりとした理論を持っているなと感じ続けてきました。まず、野球そのものへの総論は「守り中心」。就任以来、何度か広言しているので阪神ファンでなくてもご存じでしょう。</p>

<p>　各論、今回は打撃理論にだけ限って書かせてもらいますが、大まかにいえば２つある、というのが私の解釈です。</p>

<p>　まず１つめ。「長打狙い」が打者のあるべき姿だという論です。連載でも記しましたが、２ストライクを取られるまでは、甘いストライクを狙うという現役の頃からの信念。その理由は投手は打たせまいと投球してくるのだから、相手の制球ミスを突くのが確率高く甘ければ、当てる打法でなく振り切れ、という考えです。</p>

<p>　２つめ。いつも完ぺきなフォームでスイングできない、だから多少体勢が崩れても、何とかヒットを打てる、スイングができる技術を身に付けること。１つめと矛盾するようですが、これは主にカウントが追い込まれたケースを指しているのです。</p>

<p>　２つに共通するのは、投手と打者の敵対関係を深く見据えた中で、じゃあ、どう相手を攻略していくか、より各自の能力を発揮できるか、という点に着目した点です。</p>

<p>　現在、行われている安芸キャンプ、こんな持論を選手に教えています。見出しにすれば「ホームランを狙え！」「下半身の粘りで打て」などと表現されています。桜井などは「わかりやすい」と、納得しているようでした。</p>

<p>　実は、これほど積極的に“真弓イズム”を色濃く出すとは思っていませんでした。いきなり、自分のカラーを出す方が選手、コーチも受け入れてくれると判断したからでしょう。</p>

<p>　来年の春季キャンプからオープン戦、公式戦。まだまだ先の話……いや、時の移ろいは早く感じる身、真弓イズムの浸透度は、すぐにわかるようになるでしょうね。</p>]]>
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<title>懸念がチラリ出た岡田阪神のフィナーレ</title>
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<modified>2008-10-22T08:20:47Z</modified>
<issued>2008-10-22T08:07:28Z</issued>
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<created>2008-10-22T08:07:28Z</created>
<summary type="text/plain">藤川の被弾 　クライマックスシリーズ（ＣＳ）の第一ステージは中日が阪神を下しまし...</summary>
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<email>asaoka@osakanikkan.co.jp</email>
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<![CDATA[<p><strong>藤川の被弾</strong></p>

<p>　クライマックスシリーズ（ＣＳ）の第一ステージは中日が阪神を下しました。２勝１敗の熱闘、中でも最後の３戦目（２０日）は息詰まる投手戦でした。阪神・岩田、中日・吉見の両先発投手の気迫あふれる投球、私はテレビ画面にクギ付けになりました。</p>]]>
<![CDATA[<p>　トラの快進撃の一翼を担った２４歳左腕と、２４歳のエース候補右腕。学年は岩田が１年上ながら、ともに３年目の気鋭はともに８回まで、１点も許すことはありませんでした。</p>

<p>　そして迎えた９回のドラマ。阪神は救援エース・藤川を投入。これは常識的な継投でしょう。終盤、延長戦では、特に後攻のチームは「いい投手順」が鉄則。サヨナラ勝ちがあるから、継投の順番は、自然と決まってくるものです。</p>

<p>　しかし、その頼れる守護神が、よもやの決勝ホームランを浴びました。先頭の代打・立浪に中前打を浴び、その後２死三塁となり、４番ウッズを迎えた場面はほとんどのプロ野球ファンがご存じでしょう。</p>

<p>　ここで藤川－矢野のバッテリーは真っ向勝負。それもすべて速球を投げ込み、フルカウントからのやや外角寄りのストライクを左翼席に運ばれました。</p>

<p>　私は、この速球勝負、たとえカウント０－３からでもやむなしと思いました。ただ、このピンチで岡田監督か、久保チーフ投手コーチがマウンドに行って、ひと呼吸おくなり、明確な指示を出すべきだと感じていました。</p>

<p>　これまでの５年間、岡田監督はピンチの状況でマウンドに赴き、アドバイスや檄（げき）を飛ばしたりしてきたはずです。なぜ、この重大なケースでベンチを出なかったのか、疑問が残りました。</p>

<p>　ゲーム後、選手が自発的に胴上げした指揮官に今さらムチ打つ気はありませんが、バッテリーに全幅の信頼を寄せていたとしても、これまでの岡田監督のさい配パターンとは違う感を受けました。</p>

<p>　前回、同監督が辞任を表明した“後遺症”が気になるという趣旨の予断を書きました。その通りだというのは傲慢だとしても、首脳陣全体がエアポケットに入ったんじゃないでしょうか。</p>

<p>　前述したように私はウッズとの勝負やむなし、と見たのですが、本紙評論家で来季からタイガースのタクトを振るうことが決定的な真弓明信氏（もしかしたら、このコラム掲載中に正式発表があるかもしれません）は、見解が違っていました。</p>

<p>　真弓氏によれば、ゲームの流れから、１点を取られたら敗色濃厚。ましてボール３つを続けた後だし、次の和田、その次の中村紀までにらんで、失点を防ぐべきであった、と明かしていました。</p>

<p>　これは、あくまでネット裏の一評論家の見方、真弓氏の野球観で、岡田監督と考え方が違うのはあり得ることです。来季、同じ様な状況が訪れた場合、どんな作戦を取るのか、まあ楽しみにしておきましょう。</p>]]>
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<title>果たして猛虎の意地が爆発するのか</title>
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<modified>2008-10-16T01:55:52Z</modified>
<issued>2008-10-15T07:01:04Z</issued>
<id>tag:www5.nikkansports.com,2008:/baseball/asaoka//38.70316</id>
<created>2008-10-15T07:01:04Z</created>
<summary type="text/plain">岡田監督の辞任表明 　前回に記しました「兄弟対決」は、兄貴分の日本ハム・梨田監督...</summary>
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<email>asaoka@osakanikkan.co.jp</email>
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<![CDATA[<p><strong>岡田監督の辞任表明</strong></p>

<p>　前回に記しました「兄弟対決」は、兄貴分の日本ハム・梨田監督に女神が微笑みました。近鉄の現役時代に弟分的存在だったオリックスの大石監督は、チームのミスもあって涙を呑みましたが、来季に捲土重来を期して欲しいものです。</p>]]>
<![CDATA[<p>　ところでそのクライマックスシリーズ（ＣＳ）の第一戦が行われた日、セ・リーグでは衝撃的な事態が明るみになりました。阪神・岡田監督がリーグ優勝を逃した責任を取って、球団に辞任を申し入れたことが、世間に広まりました。</p>

<p>　最大１３ゲーム差をつけて６月ごろから独走態勢を築いていた阪神でしたが、巨人が驚異的な追い上げを見せ、ついに逆転Ｖを許してしまいました。その責任を岡田監督は取ったわけです。</p>

<p>　このあたりのことは、プロ野球ファンならご存じのことでしょうが、私が奇異に感じるのはまだ阪神は日本シリーズへの出場権を持っており、戦力的に見ても日本一に輝いてもおかしくないチームなのに……ということです。</p>

<p>　私自身は６月末に手術をしてからまだリハビリ段階で、取材現場には行ってないので、自らの足、耳で取材してなくトラ番の情報などに現在、頼っています。</p>

<p>　それによると、１１日の横浜戦（横浜）の試合前に選手やコーチ陣に対して、辞意を伝えたとのこと。翌１２日、スカイマークスタジアムで今季最終戦（対中日）を控えていたのですが、決断したことは、早く伝えた方がいいと岡田監督は判断したのでしょう。</p>

<p>　まあ、指揮官の考え方ですから、いいとしてセのＣＳ第一ステージ（対中日、１８日から京セラドーム大阪）はどんなゲームになるのでしょうか。選手のモチベーションは、岡田監督の闘志は？</p>

<p>　本紙の報道では「失うものは何もない」と語り、岡田監督は第一ステージだけではなく、第二ステージまでへの意欲をみなぎらせていました。</p>

<p>　選手の方も同じように、コメントはエネルギッシュです。でも、全員が心底から真っ白な気持ちで戦いに向かえるかというと、私は多少の疑問を感じます。</p>

<p>　最後に日本一の胴上げを……と密かに燃える選手もいるでしょうが、心の中に空洞ができてしまったプレーヤーもいるのではないか、とつい想像してしまうのです。</p>

<p>　だから「奇異に感じる」と表現したのですが、いったい、どんなゲーム内容になるか、その視点からも興味深いと思っています。</p>

<p>　さらに付け加えるなら、今後、次期監督問題も加熱してくるでしょう。プロ野球の締めの段階に入るクライマックスシリーズですが、そちらの話題も沸騰していくようです。</p>

<p>　静かにポストシーズンの野球のゲームを観戦―とはいかないようで、その点でも岡田監督の辞任表明はタイミング的に、いかがだったのでしょうか。<br />
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