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2010年10月19日

今季の象徴と課題がくっきりと…

2010年の阪神は終わったけれど

 阪神ファンの方は「悪夢」と感じられたのではないか。17日のクライマックスシリーズ・第一ステージ第2戦、巨人に敗れて、CS最終ステージ、ナゴヤドームに乗り込むことは露と消えた。

 6回を終えて4点のリード。久保田、藤川の2人なら、いかに強力な巨人打線でも、安全圏……と筆者も思った。だが、結果はほとんどの野球ファンはご存じだろう。久保田が3点を奪われ、藤川はラミレスに痛恨の逆転打。

 シーズンの節目でもそうであったように「勝負弱さ」を露呈してしまった。まさに10年型タイガースを象徴するようなゲーム。だからこそ、この「悪夢」を糧(かて)にして、来季以降のチーム編成にユニホーム組、フロントが一体となって突進すべきだろう。

 真弓監督はゲーム後(1)野手は球際(2)打者は選球眼(3)投手は攻める気持ちの3点を短期決戦に勝つ課題として挙げた。

 確かに、その通りだが、あの巨人2戦目から得た課題、テーマは比較的、わかりすいことだったのではないか。

 まず、投手陣は先発の質量アップが最大テーマであるが、それ以上に痛打を浴びた久保田、藤川をどのように起用していくかが、ポイント。巨人戦では2人とも明らかに球威がなかった。藤川は48球投げて20球がフォークボール。火の玉速球はカゲを潜めていた。

 その原因が、ここ数年の疲れにあるなら、むしろ救いがある。オーバーホールを入念にすれば、好調時の体力、技術は戻る。久保田は来年30、藤川は31歳。まだ老け込む年ではないはずで、首脳陣がどんな見極めをしていくか、注目したい。

 もう一つはついに打席に立たなかった金本。相当、右肩の状態が悪かったのだろう。これからのリハビリを含め、彼らしい超人的な巻き返しを期待はしたい。だが、いずれは鉄人も、ユニホームを脱ぐ時期がくる。それに備えて“準備”することは、金本に非礼にはならない。

 いわゆる世代交代-。来年すぐとは考えないが投手の下柳、一つ年下の桧山らも含め、円滑にスムーズに世代交代をしていくことは、チームの大きなテーマで、特に阪神の場合はここ1、2年が転換期。

 球団幹部や真弓監督ら首脳陣も十分に自覚しているはずで、中期まで見越した補強と育成に期待しつつ、見守りたい。


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浅岡真一「独断流」
浅岡真一(あさおか・しんいち)
 1950年3月24日、大阪生まれ。早大卒業後、74年、大阪日刊スポーツ新聞社に入社。4年近くの内勤を経て、78年から運動部記者に。近鉄を6年担当、その後、阪神担当に。85年のリーグ優勝、日本一を目のあたりにした。現場時代はその執拗な取材活動から「ゴキブリ記者」とも呼ばれた。89年から運動部、報道部デスク、運動部長などを歴任、その間もほぼ野球の世界で取材活動を続けてきた。編集委員、広島総局長、編集局次長、営業局長などを経て、04年8月から現場記者に復帰。趣味はスポーツ観戦、テレビのニュース、クイズ番組視聴。

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