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2010年8月09日

下位打線は間違いなく上回っている

阪神打線、日本一の1985年と破壊力は?

 思いの他…。周囲の評論家、当事者の首脳陣、さらにファンの方までも、そう感じられているはずではないだろうか。阪神打線の猛威についてだ。

 一つのヤマ場だった7月末からの中日、巨人、中日9試合では、かなり全体的に下降線を描いたとはいえ、今季、首位争いに加わっているのは、打力が先導してきたから。本紙の紙面をはじめ、各マスコミはあの日本一に輝いた1985年に回帰する論調があるが、当時と今の猛虎打線、どちらがすさまじいのか?

 25年前、もう四半世紀になるが、一応トラ番として密着していた頃を思い出しながら、比較をしてみたい。

 まず、当時の打順を振り返ると基本形は次のようになる。

 (右)真弓、(中)弘田、(一)バース、(三)掛布、(二)岡田、(左)佐野、(遊)平田、(捕)木戸、(投)--

 長らくの阪神ファンならご存じだろうが、二番の弘田はロッテから加入した小兵。バント、エンドラン、進塁打とつなぎ役としてはうってつけで、時には彼の代役を北村、吉竹ら若手が務め、クリーンアップを機能させていた。

 さらに6番の佐野仙好(現スカウト)も勝負強さが持ち味で、60打点は100打点超の3人の主軸の後の打順ということを考えれば、貢献度は高い。ただ、その後の平田、木戸の打力には大きくは期待は出来なかった。

 現二軍監督と一軍ヘッドコーチ。ともに20歳代で守りの面では、貢献度は極めて大きかった。チームの突撃隊的立場の貢献もあった。ただ、バットにまでは過度を求めるのは、酷だった。

 現在の144試合と異なり、当時は130試合制。諸条件の違いもあり、投手を除く8人をすべて“比較査定”をできないが、クリーンアップは、やはり25年前の方が上だと確信する。3番が3冠王、岡田が3割4分2厘で打率2位。掛布も3割を確保し、3人で129本塁打、343打点。これに打率5位(・322)34本塁打、84打点の一番・真弓がいたのだから、まあ破壊力は抜群だった。

 ただ、今年の特長は85年より、下位打線が充実していることだ。7番・城島に8番は桜井、浅井、林らが務めてきているが、いずれも一発長打の脅威が相手には効果的。城島の打点は新井とそん色がない。

 その点からも城島の加入は大きな戦力になった。もちろん、マートン、ブラゼルの両外国人の好調があるから、首脳陣も7番に据えられる。金本の体調不良というアクシデントはあったが、それをカバーしたのが城島であり、両外国人。

 これから、優勝争いはさらにヒートアップする。投手陣の弱さを攻撃力でカバーする戦い方は、少なくとも今季は続く。その打線のカギを握るのは城島と8番打者と見ている。


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浅岡真一「独断流」
浅岡真一(あさおか・しんいち)
 1950年3月24日、大阪生まれ。早大卒業後、74年、大阪日刊スポーツ新聞社に入社。4年近くの内勤を経て、78年から運動部記者に。近鉄を6年担当、その後、阪神担当に。85年のリーグ優勝、日本一を目のあたりにした。現場時代はその執拗な取材活動から「ゴキブリ記者」とも呼ばれた。89年から運動部、報道部デスク、運動部長などを歴任、その間もほぼ野球の世界で取材活動を続けてきた。編集委員、広島総局長、編集局次長、営業局長などを経て、04年8月から現場記者に復帰。趣味はスポーツ観戦、テレビのニュース、クイズ番組視聴。

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