日刊スポーツのニュースサイト、ニッカンスポーツ・コムの野球ページです。



ここからこのサイトのナビゲーションです

共通メニュー

企画特集


2010年6月17日

やはり、パのチームの方が強いのか

交流戦を終えて


 1カ月余りに及んだセ・パ交流戦が終わった。この異なるリーグの戦いには日本生命がスポンサーになって順位争いが繰り広げられた。ご存じだろうが、優勝はオリックス、賞金5000万円を手にした。16勝8敗と勝率は6割6分7厘(四捨五入)。

 バファローズのVについては、いずれ触れたいと思っているが、注目すべきはパ・リーグの6球団がすべて勝ち越し、上位6位までを占めたこと。当然、セ・リーグは成績振るわず。唯一、巨人だけが12勝12敗の5割。最下位の横浜は6勝18敗と大きく負け越した。
 これほど、極端な差が出たのは、なぜか。いくつかの要因が考えられるが、一番大きいのは、先発投手陣の力量ではないだろうか。 交流戦は、同一リーグの試合と違って、やや変則日程。各対戦は2試合で、最長が4連戦。ローテーションは少し余裕がある。先発スタッフは4~5人で回していけばいい。
 となると、各チームともエース、2番手をフル回転させることができる。その顔ぶれを見ると、やはりパのチームの方が充実している。
 例えば西武なら涌井と帆足、ソフトバンクは和田と杉内、楽天は岩隈とマー君こと田中……。彼らがすべて大車輪の働きをしたとは言い難いが、やはり存在感の大きさは戦う上で有利だったと思う。
 6月17日現在の両リーグの投手成績に目を転じてみよう。セは、前田健太(広島)がただ1人の防御率1点台(1・56)。パも1点台は日本ハム・ダルビッシュだけ(1・55)だが、2点台は7人。一方のセは3人。パがDH制であることを加味すれば、投手陣全体では、パの方が優位という数字だ。
 オリックスの優勝は16勝中10勝が逆転勝ち。打力が主導したVだった。それでも、チーム防御率3・76とセの6球団よりは、勝っていた(12球団中5位)。
 パの投手力がセを上回っていると言い切れるが、じゃあ日本シリーズでは……となると、また他の要素が絡んできて、パの優勝チームが有利とはならない。
 昨年の巨人対日本ハムは4勝2敗で巨人が覇者に。ダルビッシュが万全でなかったこともあったが、4勝先勝のシステムでは、また交流戦と違ってくる。まあ、今年は日本一を争うのはどのチームで、どちらが勝つか。これも秋への楽しみの一つ。
 その前の初夏に、交流戦でいろんな対戦を楽しめた。さらに、両リーグを比較する材料を、たくさん提供してくれた。来年もぜひ見たい……。


この記事には全0件の日記があります。


ソーシャルブックマークへ投稿

  • Yahoo!ブックマークに登録
  • はてなブックマークに追加
  • Buzzurlにブックマーク
  • livedoorクリップに投稿

ソーシャルブックマークとは

浅岡真一「独断流」
浅岡真一(あさおか・しんいち)
 1950年3月24日、大阪生まれ。早大卒業後、74年、大阪日刊スポーツ新聞社に入社。4年近くの内勤を経て、78年から運動部記者に。近鉄を6年担当、その後、阪神担当に。85年のリーグ優勝、日本一を目のあたりにした。現場時代はその執拗な取材活動から「ゴキブリ記者」とも呼ばれた。89年から運動部、報道部デスク、運動部長などを歴任、その間もほぼ野球の世界で取材活動を続けてきた。編集委員、広島総局長、編集局次長、営業局長などを経て、04年8月から現場記者に復帰。趣味はスポーツ観戦、テレビのニュース、クイズ番組視聴。

最近のエントリー




野球ニュースランキング




日刊スポーツの購読申し込みはこちら

  1. ニッカンスポーツ・コムホーム
  2. 野球
  3. コラム
  4. 浅岡真一「独断流」

データ提供

日本プロ野球(NPB):
日刊編集センター(編集著作)/NPB BIS(公式記録)
国内サッカー:
(株)日刊編集センター
欧州サッカー:
(株)日刊編集センター/InfostradaSports
MLB:
(株)日刊編集センター/(株)共同通信/STATS LLC

ここからフッターナビゲーションです