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2009年1月02日

28会対決が、33会対決の日本シリーズ

二つの初夢

 09年のペナントレース、セ・パ両リーグとも混戦もようだった。真弓新監督率いる阪神は巨人の後塵を拝し2位。しかし、プレーオフでは落合中日を撃破、勢いに乗って、巨人をも圧倒した。

 一方のパ・リーグも西武、日本ハム、オリックスのデッドヒートが最後まで、Vは日本ハム。プレーオフでも、1勝のアドバンテージを生かし、2年ぶりの日本シリーズ出場を決めた。

 阪神のVに関西は沸き、北海道も燃えた。さらに彩りを添えたのが、真弓―梨田の「28会対決」。昭和28年生まれ(29年生まれでも学年が同じなら会員)の両人、落合も含めて、3人の監督がいる充実の熟年世代。しかも2人は今は消滅した近鉄の監督、ヘッドコーチのコンビで01年にはリーグ優勝した盟友。

 戦いを楽しむかのような両軍の将の雰囲気にチームも互いに呼応。3勝3敗で7戦目を迎えたのが冒頭のシーン。カウント2ー3となって、藤川は当然、まっすぐ勝負。稲葉も全身を集中して……。

 ここで、何と私はノドの渇きに耐えきれず、目覚めてしまった。ごくりと、ペットボトルの水を飲み干し、再び夢の続きをと目を閉じたが、全く違う日本シリーズが眠りの中で駆けめぐった。

 舞台は大阪ドーム。96年以来、12年ぶりに日本シリーズに進出したオリックスの相手は巨人。ペナントレースで小松、金子、岸田ら若手投手が期待通りに活躍、Vを手にし、プレーオフも突破したバファローズ。この戦いも3勝3敗で7戦目までもつれ込んだ。

 巨人は2年連続のシーズンVを達成、プレーオフも勝ち抜いた。この両軍の戦いは13年前と同じだが、もう一つ、同期生、原・大石の33年会(現在は活動を休止中)対決でも注目されていた。
 原(東海大)大石(亜大)の大学時代から、全日本のメンバー同士として親交があり、深い付き合いはないにしても、球界ではたった2人の同輩。ともに、胸の奥にすさまじい闘志を秘めており、大阪、東京のドーム球場では火花が飛び散っていた。

 大石オリックスが勝てばあのイチローがいた96年以来の日本一で、原・巨人は昨季、西武に敗れた屈辱を晴らすことができる。アクション派手な原と静の大石。ともに死力を尽くして第7戦を迎えた。

 オリックスが4-3とリードして9回表。守護神・加藤に巨人打線も攻勢をかけ、2死満塁として打者は小笠原。こちらもカウント2-3までいって、運命の6球目……。

 と、ここでは携帯電話の目覚ましコールの音。止めてはみたが、もはや睡眠時間はたっぷりで、起きざるを得なかった。

 というような元日の夢でしたが、果たして今秋はどんな結果が出るか。正夢になる可能性は十分にあるででしょう。


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浅岡真一「独断流」
浅岡真一(あさおか・しんいち)
 1950年3月24日、大阪生まれ。早大卒業後、74年、大阪日刊スポーツ新聞社に入社。4年近くの内勤を経て、78年から運動部記者に。近鉄を6年担当、その後、阪神担当に。85年のリーグ優勝、日本一を目のあたりにした。現場時代はその執拗な取材活動から「ゴキブリ記者」とも呼ばれた。89年から運動部、報道部デスク、運動部長などを歴任、その間もほぼ野球の世界で取材活動を続けてきた。編集委員、広島総局長、編集局次長、営業局長などを経て、04年8月から現場記者に復帰。趣味はスポーツ観戦、テレビのニュース、クイズ番組視聴。

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