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2008年1月07日

星野仙一氏の賀状の本心は

年賀状に思う

 アッという間におとそを味わう時が過ぎ、もはや松の内も明けてしまいました。正月の楽しみといえば、おせち料理に舌鼓を打ち、昼間からお酒を飲む(私の場合はもっぱら焼酎ですが)のが主ですが、もう1つは年賀状です。ふだんなかなか会えない人たちの近況が知れたり、今年の過ごし方を書いてこられて触発されたりと、何かうれしい気分になるものです。

 今年もいろんな方から新年のあいさつをいただき、ありがたいなあと感じました。そんな中で、どんな思いだろうかな、と思いを巡らされた文面がありました。阪神のシニアディレクター・星野仙一氏からの賀状でした。

 ご本人の了解を得ずに紹介させてもらいますが、宛て名の裏はカラー印刷で、北京五輪の日本代表のユニホームを着た星野監督の姿とともに、こう書かれていました。

 「まだまだ続く 泣き笑いの人生」

 泣き笑い--。一体、どういう意味なのだろうか、星野氏のような豪気な方でも泣く人生があるのだろうか、かなり考えあぐねました。本人にお会いする機会もほとんどないし、たとえ会っても意味を問うたらシラけるでしょう。

 そういえば、かつて日韓W杯の決勝戦の舞台となった時の横浜国際競技場の場長を務められて、名調子で鳴らした元NHKのアナウンサー・西田善夫氏は、こう書かれていました。

 「見たり、書いたり、話したり… スポーツの魅力は尽きません。北京オリンピック… 春も夏も記念大会の甲子園… 今年も楽しめそうです。元気にしています」と印刷され、添え書きには「野球のおかげで北京が楽しみになりました」とありました。

 今は第一線のマスコミ界から身を引かれているとはいえ、生業としていない野球ファンと同じような思いで8月を心待ちにしていられるのでしょう。

 ちょっと余談になりましたが、そんなファンの期待を一身に背負う代表選手とコーチ陣、そして星野監督ですが、私が考えあぐねた真意は決して、オリンピックだけを見据えたのではないと感じています。

 詰まるところ、還暦は過ぎてもまだまだ青春の心は失っていない、これからも山あり、谷ありの人生だろうが、幾つになっても私は立ち向かっていく--という強い意思を表明しているのではないか、という解釈に行き着きました。

 お読みいただいた方は、どんなふうに受け取られたでしょうか。人それぞれの感じ方があって当たり前ですし、だからこそ人間の言葉は奥深いのでしょう。違う考えがあれば、ぜひコメントをお寄せください。

浅岡真一「独断流」
浅岡真一(あさおか・しんいち)
 1950年3月24日、大阪生まれ。早大卒業後、74年、大阪日刊スポーツ新聞社に入社。4年近くの内勤を経て、78年から運動部記者に。近鉄を6年担当、その後、阪神担当に。85年のリーグ優勝、日本一を目のあたりにした。現場時代はその執拗な取材活動から「ゴキブリ記者」とも呼ばれた。89年から運動部、報道部デスク、運動部長などを歴任、その間もほぼ野球の世界で取材活動を続けてきた。編集委員、広島総局長、編集局次長、営業局長などを経て、04年8月から現場記者に復帰。趣味はスポーツ観戦、テレビのニュース、クイズ番組視聴。

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