2007年12月19日
スポーツを通じての地域振興の鼓動が……
堺市でユニークなシンポジウム
今月8日に「スポーツを通じたまちづくり」-「スポーツタウン・堺の実現に向けて」-と題したシンポジウムが行われました。経済博士で、各スポーツ大会や阪神のリーグ優勝の経済効果を試算する分野で有名な宮本勝浩・関西大学大学院会計研究所教授が理事長を務める「財団法人堺都市政策研究所」が主催したイベントで、簡単に言えばスポーツを通して“街起こし”をしていこうという趣旨でした。
パネリストの方も多彩で元近鉄バファローズ投手でNOMOベースボールクラブ理事、佐々木修、㈱ブレイザークラブ(バレーボール)常務取締役・小田勝美、大体大体育学部健康・スポーツマネジメント学科准教授・松永敬子、さらに東京から駆けつけた財団法人日本サッカー協会専務理事、田嶋幸三の4氏。
堺市民、近畿の方には失礼ながら、日本各地、たまには外国でも御覧になっていただいているので、少し説明させてもらいます。地は大阪市の南東隣り、人口約83万人で、06年4月1日には政令指定都市に指定されました。江戸時代には商人の町としても栄えました。
まず、板東英二氏が基調講演。「せかい不思議・発見!」のウラ話で500人の会場の笑いを取り、体・頭脳を働かせることの重要性を主張。続いてパネルディスカッションに移りました。佐々木氏は旧新日鉄堺のグラウンドを借りて練習をするクラブチームの苦労を明かし、同じ小田氏はクラブチームとして、地元の企業で働けることを訴えました。
そして田嶋氏。胸に残っている言葉は「スポーツを文化として定着させたい」で、日本サッカーの更なる発展を目指す一方で、6~8歳の子供らを中心にスポーツをする喜びを得るイベントを企画し、たとえその後にサッカー選手にならなくても、何かを得るのではないかと論じられた。
堺では「堺臨海部ナショナルセンター」(仮称)、サッカー場14面、フットサル8面(総面積33ヘクタール)を10年3月までに完成させるべく、着工しています。ラグビー、アメフトの試合、練習にも使えるような大プロジェクトで、市民も関心を寄せているようです。
私は宮本教授にお誘いを受けて大阪市民ながら、聞かせていただいたのですが、参考というか、勉強させてもらった思いで帰途につきました。
こんな形で行政と市民が手を取りあって、スポーツが盛んな街が増えていけば、それこそ田島氏が言われたように一つの文化になるのでは……と。何も将来のスターを生み出すのが目的ではありません。スポーツを通じてルールは守らなければならない、と少年たちが学ぶだけでも収穫です。
老若男女が体を動かせる楽しさ、喜びを味わうことはその人々はもちろんのこと、政令指定都市でなくてもそれぞれの地域の活性化にもつながるのではないでしょうか。資金捻出の難しさはあるでしょうが……。
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