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上住マリアのぐるぐるつらつら。のイメージ画像

◆上住マリア(うえずみ・まりあ) 1987年12月12日生まれ。150センチ、36キロ、血液型B型。らんま1/2、はるか17、とらドラ!、ハイスクール奇面組などに影響を受け、もはやオタクレベル!?自身のブログ「m★real」では、好きなキャラクターのイラストを描く趣味を披露するハマりっぷり。アニメ&ゲーム大好き!

漫画「ネムルバカ」における名言と魅力!

12年7月20日 [22:10]

 石黒正数さんの作品「それでも町は廻っている」が、2010年10月にアニメ化されて、既に約2年が経ちます。

 ちょうど、私が上京した時期とほぼ同じ。もうすぐ東京人2年生です。

 そう言えば、最近、知ったことを一つ! 大学生の学年を「一回生」、「二回生」と表現してきたのですが、この言い方、関東では通じないのですか!? 関西、少なくとも大阪では、この使い方だったので衝撃でした。皆さんはご存じでしたか? 関西の人は、これが他で通じないということに、ビックリされたのではないでしょうか。

 みなさんには、今回大学生たちのお話、石黒正数さん原作「ネムルバカ」を一つ、ご紹介します。

「人それぞれのベクトルで皆自分じゃ普通だと思ってんだよ」

「妄想ってのは妄想の中でウソを演じてる限り絶対実現することはありえない」

「飲んだら吐くな!吐くなら飲むな!!」

 こちらは全て大学の女子寮で主人公・入巣柚実と同居している先輩「鯨井ルカ」の言葉。今、挙げたものは、全て2人の日常の中で、さらっと出てきたセリフですが、特別なことを言っている訳じゃないのに、何だか刺さります。三番目は、もう本当にそのまんまですが、ルカが普段ひょうひょうとしたキャラクターであるため、時たま発する言葉に注目してしまいます。

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 所々で、大学生活の中での独特のノンビリした空間や、2人の「生活臭」がとても感じられる中で、ひときわ、気になるキャラがいました。入巣のバイト先の先輩仲崎さん。この人の特徴は、もう見ていて目をふさぎたくなります。決めつけや知ったかぶりの恥ずかしさを体現してました。特別、誰かに迷惑をかけることじゃないけど、滑稽。好きな音楽を「インディーズ」とジャンルで答えたのに、彼はアーティスト名だと勘違いして「どの曲が一番好きなの?」。揚げ句に「オレ音楽関係に知り合い多いから会わせてあげられるかも」と言ったのです。ある意味名言。

 ゆるい雰囲気の中で物語は進んでいきますが、「目的のない人間」と「目的のある人間」の会話内容では目が覚める気持ちでした。要注目ポイントです。

 そこからどんどこ話は展開していきます。ルカは人に見せないながらも誰よりも物事を考えていたように思います。彼女はバンドを組んで歌っているのですが、どこまでやれるかの壁と真摯(しんし)にずっと戦っていた故に苦しんでいたり、ぐるぐる回り続けるだけで一歩も前進しない駄目なサイクルを「駄サイクル」という造語を作り上げるまでに至ったのでしょう。自分もそうじゃないか、そうはなりたくないという気持ちが痛く伝わりました。そこからどうにかして抜け出した彼女と、ずっと一緒に居た入巣のその後が気になります。終わり方は何だか切なくて、しばらくじっと動けなくなりました。

 終盤に向けてどんどん見逃せない作品になった、大学生日常ストーリー「ネムルバカ」。ホントはもっともっと取り上げたい名言があったんですがネタバレしちゃうので伏せました。

 一巻で完結なので、書店で見つけたら、これは運命だと思ってぜひ。より一層彼女たちの風景がぎっしりと詰まっています。読めば都と言わんばかり。石黒さんの独特の世界観に引き込まれることうけあいですよ。

 ちなみに余談ですが、同じ大阪芸術大学に通っていました。10歳年齢は違いますが、私の先輩にあたります! 余計に親近感なのです。

 ではではまた次週~。来週のぐるぐるつらつらは?
○いべんと!
○まんが!
○げーむ!
 どれかです。

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